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節約生活で月イチ1000円だけ自分にごほうび!“「とらや」のようかん食べ比べ”で新しいトビラが開くことも<漫画>

女子SPA!

値上げに増税。月末にはさみしいお財布の中身。でももし1000円余分に使えるとしたら、心が豊かになりませんか。

『わたしの1ヶ月1000円ごほうび 2』(KADOKAWA)は、以前『女子SPA!』上でご紹介しました、1000円でできるお楽しみを紹介したコミックエッセイ(参照:『1000円でできる「ごほうび体験集」が面白い!まさか色んなことができるなんて』)の第2弾です。

1ヶ月、私に1000円ください

著者のおづまりこさんは、派遣社員として10年間、年収200万円生活を送っていました。節約はメリハリがないと続かないもの。おづさんはあらかじめ1000円をキープし、がんばった自分へのごほうびとして、さまざまな楽しみに変えてきました。

1000円だけでごほうび? なんて、あなどってはいけません。心意気次第で、1000円は無限のよろこびを提供してくれるのです。









五感に合わせてテーマを決めよう

日常におけるごほうびと聞いて、あなたは何を思い浮かべますか。普段の買い物で何気なく差し出す1000円は、すぐに消えてしまいますよね。でも、「そういえば、あの時に買うのをやめたハンカチが1000円だった」とか「あの時においしそうだと思ったスイーツが1000円だった」など、ほしいけれどあきらめた品が、案外1000円で叶ったりするのです。

今は必要じゃないから。ちょっと高いから。といった理由で「なかったこと」にした小さな願望が1000円で満たすことができたなら。とても豊かなごほうびになりますよね。

1ヶ月ごとにテーマを決めて、1000円を有意義に使う旅に出てみませんか。ちょっといい食事、普段は行かない場所、ずっとやってみたかったチャレンジ、etc。五感を刺激して、自分にチャージしましょう。

日常を彩る、とっておきのもの

生きるために必要なのは、第一に食事です。1日3回繰り返されるからこそおざなりになりがちですが、たまには自分をいたわりたい。

こんな時こそ、ていねいにお茶を淹れてみましょう。お茶の専門店に足を運べば、季節限定の変わり種や、旬の高級茶葉が見つかります。これっていつもだったら手を出さないヤツ! と思いつつ手にする高揚感。それって実に気持ちがいいのです。

1000円を自由に使うと決めたからこそ、優雅な気分に浸れます。ごほうびというのは、品物や味だけではなく、新しい経験ができて成長できた感覚なのかもしれません。お茶の清々しい香りが、心身をクリアにし、明日への活力をみなぎらせてくれるのです。



私にとってのごほうびを追求する

1000円で堪能できるごほうびで、一番連想しやすいのがやはり食だと思います。敷居が高いスイーツ店、憧れていた純喫茶、お取り寄せの調味料など、調べてみると1000円で解決できるものもあるのです。

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おづさんがトライした「とらや」の羊羹もそのひとつ。「とらや」というと贈答品のイメージが強いですが、本書で紹介している量ならおひとり様でちょうどいい量で、しかもラブリーでテンションも上がります。

たとえば、憧れの純喫茶でいただくコーヒー1杯も、1000円以上の癒しをもたらせてくれるはずです。雰囲気もよく、静かで、誰にも邪魔されない空間は、まさに非日常ですよね。

小さな好奇心の積み重ね

大切なのは、自分なりの「ちょっとやってみたかったこと」や「前から気になっていたこと」を追求していくことではないでしょうか。ほんの小さな好奇心を積み重ねていけば、毎日が今よりもっと楽しくなるに違いないのです。

1ヶ月に一度、1000円で新しい自分を発見しませんか。来月、再来月、1年後、ごほうびという学びを得ていけば、人生の充実度も上がるはず。ごほうび体験リストを作って可視化すると、あなたの行動力や興味の移り変わりが可視化できて成長の記録にもなります。

1000円を手に、あなただけのワクワクを探しに行きませんか。

<文/森美樹>

【森美樹】
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx



 
   

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