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リカルド、ストロールに追突されリタイア「レースを台無しにされて苛立ちを感じる。彼は僕を見ていなかった」F1中国GP

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 2024年F1中国GP決勝で、RBのダニエル・リカルドはアクシデントによるマシンダメージでリタイアした。  12番グリッドからミディアムタイヤでスタート。1周目に15番手まで落ち、14周目にミディアムに交換し、18番手からセカンドスティントをスタートした。セーフティカー出動時にステイアウトし、9番手に浮上したが、リスタート直前の低速走行時にランス・ストロール(アストンマーティン)に追突され、マシンにダメージを負った。リカルドはその後もコース上にとどまったものの、ポジションを落とし、33周目にピットに戻り、リタイアした。  スチュワードはこのインシデントについて調査した結果、ストロールは、リスタートを前に低速走行していた前方のグループのペースを予測して、ブレーキングに備えるべきであり、そうしていれば接触は避けられたと判断。ストロールには10秒のタイムペナルティとペナルティポイント2が科された。  一方、リカルドはストロールとの接触の影響で、セーフティカー中に後方のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)に前に出られた後、ポジションを取り戻したが、これが規則違反であるとして、10秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科された。リカルドはすでにリタイアしており、このペナルティを消化できないため、次戦マイアミGPで代わりに3グリッド降格のペナルティを受ける。 ■ダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム) 決勝=リタイア(33周/56周) 12番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム  セーフティカー出動の前のスティントで、ポジションをかなり回復し始めていた。でもリスタートの際に、大きな衝撃を受けて、マシンがダメージを受けた。  F1カーをドライブしている状態ではなかったため、僕たちはリタイアすることを決めた。とても悔しい。彼のオンボードを見たが、彼は僕を見ていないようだった。ヘルメットの向きからして、コーナーのエイペックスを見ているようだった。  走り続けていたら、レース後半に何が起きたかは、分かりようがない。でも良い位置に行けたと思う。  誰かに台無しにされたということに苛立ちを感じる。この失望はそこから来ている。今日はチャンスがあったのに、逃したのだから。  チームの全員が大きな失望を感じている。ガレージに戻った時に、メカニックがダメージを調べてくれた。彼らも僕と同じように悲嘆に暮れている。  ペースから考えて、間違いなくもっと良い週末を送れたはずだ。チームはある種の勢いと、シーズンの転換を感じることができたと思う。次のマイアミでも努力し続けるだけだ。
 
   

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