困っている動物を見かけると放っておけない人がいる。このおじいさんは交通量の多い道路を渡れずにいる野生の鹿を見て、なんとかしてあげたくなっちゃった。
そこでおじいさんは持っていたリンゴを使って鹿を安全に誘導してあげることに。鹿は戸惑いながらも、リンゴにつられておじいさんの後をついていく。
おじいさんが助けてくれていることを理解したのだろう。道路の途中で止まってしまったものの、最終的にはおじいさんを信じて無事道路を渡ることができたようだ。
Kind Old Man Helps Deer Cross Road
道路を横断できずに困っている鹿に遭遇したおじいさん
ガソリンスタンドの駐車場にいた野生の鹿は、道路の反対側にある草むらに移動したかったのだが、車の往来が激しく、移動できずにいた。その様子を見ていた赤いシャツを着たおじいさんは、この鹿を助けて、道路を渡らせてあげようと決めた。
おじいさんはリンゴを使って鹿を誘導させることを試みた。リンゴのおいしいニオイに誘われて、鹿が興味を示し始める。
リンゴを使って鹿を誘導させる
おじいさんはリンゴを持ったまま横断歩道に移動し、鹿を誘導することにした。リンゴにつられて鹿は少しずつ移動を始める。道路の途中まで来た鹿だが、やはり怖かったようで途中で脚がすくんでしまう。「大丈夫だよ、怖くないからついておいで」
おじいさんはやさしく鹿にリンゴを近づけ、どんなに時間がかかろうとも最後まで鹿が道路を渡り切るまで励まし続けた。
鹿もおじいさんが自分を助けようとしてくれていることを理解したのかもしれない。再びおじいさんについていき、ついに道路を渡り切ることができたのだ。
おじいさんが鹿を誘導する様子をみまもっていた人々、そして鹿の横断が終わるまで車を止めて待ってくれていたドライバーたち、みんなの協力があって、鹿は無事に移動することに成功したのだ。
誰かのやさしさが、みんなに伝染していき、やさしい世界が広がっていく。こういう伝染ならどんどん広がっていってほしいよね。
野生動物に対して無償の愛情を示す、慈悲深い人っているもので、そういえば前回、イギリスのおばあさんが動かなくなったハリネズミを保護し、一晩中看病した話があったね。
翌朝も動かなくなったことから動物病院に連れて行ったところ、結局それはニットの帽子にくっついていたボンボンだったことがわかったわけだけど、何かを救うためにすぐに行動にうつせる勇気って本当にすごいことだと思うんだ。
Written by parumo