キアヌ・リーヴスが『ソニック・ザ・ムービー』第3作で“黒いハリネズミ”に！「ジョン・ウィック」スピンオフなど今後の出演作をチェック

「ジョン・ウィック」シリーズで再ブレイクを果たし、大作映画への出演が相次いでいるキアヌ・リーヴスが、「ソニック・ザ・ムービー」シリーズの第3弾『Sonic the Hedgehog3』にボイスキャストとして参戦。シャドウ・ザ・ヘッジホッグ役を担当することがわかった。「Variety」など複数メディアが報じている。

日本発の人気ゲームをハリウッドで実写とアニメのハイブリッド作品として映画化した「ソニック・ザ・ムービー」シリーズは、これまで公開された2作で全世界累計興収7億ドルを突破。第2作『ソニック・ザ・ムービー/ソニック vs ナックルズ』(22)から連なるスピンオフドラマシリーズ「ナックルズ」が2024年初夏よりParamount+にて独占配信されることも決定しており、映画シリーズ第3弾は2024年末の北米公開が予定されている。

今回キアヌが声を務めることが報じられたシャドウ・ザ・ヘッジホッグは、ゲーム版では「ソニックアドベンチャー2」に初登場した黒いハリネズミ。ドクター・ロボトニックことDr.エッグマンの祖父であるPr.ジェラルドが生みだした究極の生命体で、ソニックとは敵対するポジションにあるキャラクターだ。映画版でどのような役割を果たすのかはまだ明らかになっていない。

過去にも『トイ・ストーリー4』(19)や『DC がんばれ!スーパーペット』(22)など、ボイスキャストとしても数々のヒット作に出演してきたキアヌ。すでに「ジョン・ウィック」シリーズのスピンオフ映画『Ballerina(原題)』でジョン・ウィック役を再演することが決まっているほか、「マスター・オブ・ゼロ」のアジス・アンサリがメガホンをとる『Good Fortune』では“天使”役を演じるなど、実写作品でも注目作が目白押しだ。

ジョナ・ヒルがメガホンをとるApple TV+オリジナル映画『Outcome』で演じるのは、傷ついたハリウッドスター役。脅迫されたことをきっかけに、自身の過去と向き合い償いを試みようとする役柄であり、共演にはヒルやマット・ボマーのほか、キャメロン・ディアスも出演交渉中であることが報じられたばかり。そしてカルト的人気作『コンスタンティン』(05)の続編企画も、昨年の脚本家組合のストライキによって大幅に遅れているものの、まだ進行中であることが伝えられている。

さらに先日、キアヌの代表作である「マトリックス」が第1作の公開から25周年を迎えるのに合わせ、新たにドリュー・ゴダード監督のメガホンのもと再始動することが決定。キアヌが再びネオ役にカムバックを果たすのかはまだ明らかになっておらず、世界中の映画ファンが続報に注視していることだろう。今年9月で60歳を迎えるキアヌ。さらなる進化に乞うご期待！


文/久保田 和馬