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卒業式のあとの花束、贈り先も卒業するのも息子ではなく…?わずか4コマで描かれる感涙のストーリー【作者に訊く】

Walkerplus

卒業式を終え、花束を携えて帰宅した息子。素行の悪い息子でも花が贈られることに驚く母だが、実はそれは息子のための花ではなく――。

今年も近づくゴールデンウィーク、おでかけの合間や移動中、はたまた家でゆっくり過ごす時にも、スマートフォンやタブレットで読めるWEB漫画はぴったり。ウォーカープラスがGWにおすすめする漫画作品の中から、今回は「4コマ漫画1000本ノック」として、X(旧Twitter)上で4コマ投稿を続ける津夏なつな(@tunatu727)さんの作品「卒業」を紹介したい。

パロディネタや理不尽なオチまで笑える4コマ漫画を数多く制作し、Amazonにて電子書籍「4コマ1000本ノック」を無料公開している津夏さん。卒業というお題で2023年に描かれた4コマ漫画「卒業」は、津夏さんの普段の作風とは一線を画し、わずか4コマの中に感動のストーリーが詰め込まれたことでX上で6000件以上の「いいね」が集まった作品だ。今回は、“お題”をもとに作品を作るときの変化など作品制作について、作者の津夏なつなさんに話を訊いた。


■いつもと違う作風への反響に感じる「安心」と「うれしさ」

学校を卒業した不良少年が、持っていた花束を母親に贈り「母ちゃんも今日で卒業ってことで」と告げる同作。「これからは俺がこの家守るから」と制服を脱ぐ少年の背には、父の遺影が飾られていた……という、「卒業」と「花束」の意味が4コマ目でひっくり返る同作。

同作はキュンバトというX上のユーザー間で行われた4コマの自主コンテストに応募された作品で、作者の津夏さんは「お題『卒業』と聞いたとき、卒業にちなんだ男女の恋愛がパッと思い浮かんだので、それなら男女の恋愛ではないアイデアで作れないかと考えました」と着想を振り返る。

複数人が同じお題で競作する際は、ほかの参加者が描かなそうなアイデアを考えるように心がけているという津夏さん。

「卒業というイベントは子どもが主役ですが、親にとっても大きなイベントの1つだと思います。立派に育った子どもの姿を見て感じる親の“キュン”は、うれしさでもあり、また寂しさでもあると思います。そんな複雑な気持ちを表現できればと考え、この作品を描くにいたりました」と、王道の切り口からズラした狙いを話す。

そんな津夏さんは、自由にアイデアを膨らませた4コマも日々発表している。津夏さんは「基本的にはオリジナルでも自分でお題を設定してアイデアをひねり出すことのほうが多いです」という。

また、笑えたり不条理なギャグ4コマでたびたび注目を集めることもあり、読者からは感動的な作風に驚きの声も寄せられた同作。「感動してもらいたくて描くこういう作品は、気恥ずかしさがあって少し勇気がいるのですが、今までチャンレジしたことのないジャンルでしたので真面目に挑戦しようと思いました」と、津夏さんにとっても普段と違う試みだったと話す。

「できあがった作品は普段描く低次元なギャグ漫画と比べてものすごくギャップがありましたが、いつも読んでくれている方々がこの作品を受け入れてくれたのはすごく安心しましたし、やっぱりいつものギャグが読みたいという声も同じくらいうれしかったです」

取材協力:津夏なつな(@tunatu727)
 
   

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