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『虎に翼』ハ・ヨンスもブレイクなるか? 吉岡里帆、森七菜らに続く朝ドラ“丸メガネ枠”

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『虎に翼』写真提供=NHK

 NHK連続テレビ小説『虎に翼』第3週となる「女は三界に家なし?」が放送された。寅子(伊藤沙莉)たちの法廷劇は男子学生の妨害によって中止に追い込まれる。そして事件をきっかけに、よね(土居志央梨)の生い立ちも明るみに。つらさが際立つ1週間ではあったが、寅子と学びを共にする素晴らしい仲間たちの存在もまた印象的だった。中でもとりわけ可憐な姿で視聴者の心を掴むのが、流暢な日本語で作品を盛り上げる崔香淑役のハ・ヨンスだ。

参考:ハ・ヨンス、日本で挑戦し続ける覚悟を語る 『虎に翼』崔香淑役は人生の第2幕に

 香淑は寅子と一緒に行動する5人組の1人。兄の勧めで朝鮮半島から日本の明律大学女子部に学びにきた留学生である。日本語が堪能だが、感情的な場面では思わず韓国語が飛び出すことも。おっとりとした中にも芯の強さが垣間見られる。泣いている先輩にそっとハンカチを差し出すような優しさを持ち合わせており、ときに仲間たちをサポートする姿もみられた。法廷劇の成功を目指しみんなと一緒に力を合わせてがんばってきたが、男子学生のヤジのせいで中止になってしまった後もよねに寄り添うべく寅子らと行動を共にしてきた香淑。他の日本人女学生が着物や袴姿である中、洋服に丸メガネというルックも個性のひとつとなっている。

 ここで押さえておきたいのが、“朝ドラ”と“丸メガネキャラクター”の関係だ。実はこれまでの朝ドラにも丸メガネをトレードマークとする女性キャラクターが登場しており、それぞれの役を演じたことでブレイクのきっかけを掴んだ女優がいたように思う。例えば『あさが来た』で吉岡里帆が演じた宜は勤勉で勝気なキャラクター。『ひよっこ』で松本穂香演じる澄子はおかっぱの食いしん坊というひときわ個性的なキャラクターである。さらに『エール』で森七菜が演じた梅は小説家志望という知的な魅力を持つ役であった。どの女優もその後、映画にドラマにと大ブレイクし大きなチャンスを掴んでいる。

 ヨンスはこれまでに韓国でドラマ『モンスター~私だけのラブスター~』のヒロインであるミン・セイ役や、日本の人気ドラマ『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ系)の韓国版リメイク『リッチマン』のヒロイン、キム・ボラ役を務めるなど、母国でのキャリアを中心に活躍してきた。だが2022年からは拠点を日本に移し、『虎に翼』で初の母国語以外での芝居に挑戦。その日本語力の高さ、そして日本のドラマにしっかり馴染んで役そのものを体現する芝居の実力を見せつけているだけに、今後は日本の映画やドラマにおいてヒロインの座を掴む可能性も大いにあるだろう。

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 1月期には『Eye Love You』(TBS系)のように韓国人俳優、チェ・ジョンヒョプがヒロインの相手役を務める作品が制作されている。国境を飛び越えて活躍する俳優が増えている今、ヨンスにとっては大きなチャンスとなるに違いない。
 
 今週はよねの過去が明かされたこともあり、おそらくこの先は香淑のバックグラウンドが描かれることもあるかもしれない。そこでヨンスがどんな芝居を見せてくれるのかが楽しみだ。
(文=Nana Numoto)

 
   

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