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ドラフト同期のハリバートンと共闘し才能が開花!ペイサーズの上位進出の鍵を握る“元ダンク王”オビ・トッピン<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

ドラフト同期のハリバートンと共闘し才能が開花!ペイサーズの上位進出の鍵を握る“元ダンク王”オビ・トッピン<DUNKSHOOT>(C)THE DIGEST
 今季、2019-20シーズン以来、4年ぶりにプレーオフ出場を決めたインディアナ・ペイサーズ。
 
 1回戦で対戦する第3シードのミルウォーキー・バックスとは、インシーズン・トーナメントも含めて4勝1敗と好相性。敵地でも2勝をあげているだけに、意気揚々と挑んでくることだろう。
 
 伸び盛りのチームで重要な戦力となっているのが、昨夏にニューヨーク・ニックスから加入したオビ・トッピンだ。

 26歳のパワーフォワードは、初年度から全82試合に出場。約21分のプレータイムで平均10.3点、3.9リバウンドという数字は凡庸と言えなくもないが、特筆すべきは、7割を超える高いフィールドゴール成功率だ。

 フィールドゴール成功率(70.6%)とエフェクティブ・フィールドゴール成功率(66.1%)は、ともにリーグ2位の数字。彼の得点率が向上したのには、リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)の助言を受けて取り組んだフォームの修正にあったと、本人は明かしている。

「リックがバランスを保つことを徹底してくれているんだ。自分のシュートフォームをビデオで見ていたら、打つ時に左か右に少しだけ傾いていることがわかった。それで、しっかり左右対称になっていることを心掛けて打つようにしたら、ほとんどのシュートが入るようになったんだ」

 2022年のスラムダンク・コンテストで優勝しているように、トッピンと言えば迫力満点のアリウープや、試合中でもレッグスルーダンクを決めるなど、アスレチック能力を生かした派手なプレーの印象が強い。しかし今季は、お手本のような綺麗なフォームで3ポイントを決めたシーンも多かった。
  そしてもうひとつ、リーグトップのアシスト力を誇るタイリース・ハリバートンという名パッサーを相棒に得たことも大きい。

 2020年のドラフト同期である2人は、シーズン開幕前にインディアナで行なわれたチャリティイベントでも、アリウープをはじめ息の合ったプレーを見せていて、ハリバートンも、「すごく自然にプレーできる」と口にしていた。

 その後もハリバートンは、ペイサーズ独特の動き方などについてトッピンに教え、新シーズンを迎える頃には、2人のコンビプレーはすでに熟成されていた。

 デイトン大のエースプレーヤーだったトッピンは、2020年のカレッジバスケットボールの年間最優秀選手賞をひっさげて、同年のドラフトで1巡目8位指名を受けてニックスでデビュー。

 しかし同じポジションにオールスター選手のジュリアス・ランドルがいたこともあり、なかなかプレータイムは増えず。伸び悩んでいた彼にとって、このトレードはキャリアを開花させる格好の機会となったようだ。

 2人が一緒にコートに立った際のオフェンシブ・レーティングも高い数字を出しているだけに、バックスとのシリーズでもペイサーズの強力な武器になるだろう。

 チームがプレーオフで最後1回戦を突破したのは2013-14シーズン(対アトランタ・ホークス)で、最終的にカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がった(マイアミヒートに4-2で敗れて敗退)。

 それから10年が経過した今年、ペイサーズは初戦突破を果たせるか。そのカギを握るハリバートンとトッピンのコンビに注目したい。

文●小川由紀子

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