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「生まれてから100センチも大きくなっていない」 自虐的に笑う146センチの大須賀望が自己最高の6位発進

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「生まれてから100センチも大きくなっていない」 自虐的に笑う146センチの大須賀望が自己最高の6位発進(C)ゴルフ情報ALBA.NET

<フジサンケイレディス 初日◇19日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)◇6494ヤード・パー71>

その話題には慣れている。悩んだこともあったが、今では「小さな巨人を目指します」をキャッチコピーにしている。ツアープロでは史上最も低い身長146センチの大須賀望がバーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「69」で回り、ツアー7試合目で自己ベスト&自己最高の6位と上々のスタートを切った。


「ショットの調子はだいぶ戻ってきた。背が高いほうが基本、飛距離が出る。うらやましいとは思うけど、それだけがゴルフじゃない。負けないように頑張るだけです」

5番パー4でボギーが先行したが、8番パー4で10メートルを沈めて最初のバーディ。後半はピン手前4メートルを沈めた17番パー3など5バーディを奪った。

「先週まではどうしようもないほどショットがおかしくなっていた。持ち球はフェードなのに、ドライバーは左に曲がる。チーピンも出るようになっていました」

2週前の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」は初日に「81」をたたき、左手首痛もあって棄権した。前週の「KKT杯バンテリンレディス」は初日が「77」、2日目は「78」で予選落ち。ルーキーイヤーだった昨季はステップ・アップ・ツアーで最終日に9打差を逆転するなど2勝を挙げたが、そこで得た自信は砕け散りそうだった。救ってくれたのは永久シード保持者で、今大会のテレビ解説を務める森口祐子の一言だった。「骨盤が入ってないんじゃない、と言われました。言葉で説明するのは難しいけど、感覚的にはよくわかりました」。アドレス時にしっかりと腰に上体を乗せることを意識させた助言。魔法の言葉でショットに安定性が戻り、本来の切れ味が戻ってきた。

プロテストには4度目の挑戦で2022年に合格。師匠ともいえる男子プロの中嶋常幸とは“浪人中”に知り合った。地元宮城の東北高を卒業し、利府GCでアルバイトをしながらの研修生時代に、客として訪れたレジェンドに声をかけてもらい、同い年で2年連続年間女王の山下美夢有と同時期の21年に初めて中嶋から直接指導を受けた。

「美夢有とは中学のときからの仲良し。身近にいるすごいお手本だと思っています」

昨季下部ツアー賞金ランキング2位の資格で今季前半戦の出場権を獲得し、身長150センチの山下を目標に初めて挑んでいるレギュラーツアー。「手袋のサイズは18センチ、足の正確なサイズは21センチ。生まれてから100センチも大きくなっていないんですよね。悲しい」。ケラケラと笑って、目指すはツアー初優勝。「まだ宮城出身のツアー優勝者はいないそうなんです。私が第1号になりたい」。目標を達成すれば、馬場ゆかりの149センチを塗り替える最も小さなツアー優勝者ともなる。(文・臼杵孝志)


 
   

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