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4月23日は「マヌルネコの日」毛はもふもふ、動きはカクカク…世界最古のネコの謎

TOKYO HEADLINE

 4月23日は「国際マヌルネコの日」というのをご存じだろうか? 世界最古のネコ科動物と言われるマヌルネコだがその生態には謎が多い。マヌルネコの魅力について『マヌルネコ 15の秘密』(ライブ・パブリッシング)を編集した南幅俊輔さんに聞いた。

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「国際マヌルネコの日」とはどんな日?

南幅俊輔(以下、南幅)「2019年、マヌルネコの研究団体であるPICA(Pallas’s cat International Conservation Alliance=マヌルネコ国際保護同盟)によって制定されました。41種類のネコ科動物のうち、34種が小型ネコ科動物と考えられ、その多くは知識や保護活動が不足して絶滅の危機に瀕していると言われています。マヌルネコは高地に生息していて、警戒心が強くいつも隠れているので、なかなか正確な個体数を把握することができません。そうしたマヌルネコについての知識を深める活動が行われ、日本でもさまざまなイベントが開催されています」

 マヌルネコとはどんな動物ですか?

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南幅「マヌルネコのマヌルは、モンゴル語で “小さなヤマネコ” という意味。世界最古のネコ科動物のひとつで、約600万年前から現在とほぼ変わらない姿だと言われています。中央アジアの標高500~5000mまでの山岳部や草原などに生息していて、体長50~65cm、体重3~5kgとイエネコと同じくらいの大きさ。小さく丸い耳がやや後方の位置についていて、足が短く頭からしっぽの付け根までほぼ一直線の体型です。周囲の環境になじむ灰色の毛皮を持ち、獲物や天敵に見つかりにくくなっています。

 額には黒い斑点模様、頬には2本の線が入っていてイエネコの瞳孔は明るいと縦長になりますが、マヌルネコは丸いままで小さくなるのも特徴です。繁殖期以外は単独行動で、普段はアカギツネやイヌワシなどの天敵に襲われないよう、岩場や草むらなどに隠れて目立たないようにしています。肉食でナキウサギなどの小型ほ乳類を捕食し、基本的に鳴くことは少ないのですが、繁殖期にはウォーウォーと低い声を出します。平均寿命は約10年くらいです」

 マヌルネコの魅力を教えてください。

南幅「寒暖差の激しい地域に生息しているので、長くてふさふさの毛に覆われているのですが、冬毛に生え変わるとさらに密度が増してもふもふしているところです。また、動きがなぜかアニメのコマ送りのようにカクカクしているのと、急に変顔をするところも面白いですね。本来はたぶん威嚇していると思うのですが……(笑)。頬のラインや目と耳の位置など、個体によってけっこう個性が違うところもポイントです」

 日本ではどこで見られますか?

南幅「現在、日本の動物園で公開されているマヌルネコは14頭。旭川市旭山動物園、那須どうぶつ王国、埼玉県こども動物自然公園、上野動物園、名古屋市東山動植物園、神戸市立王子動物園、神戸どうぶつ王国で見られます」

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