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うちの猫は高いフードしか食べないけど、「グルメ」なの? 猫の「食のこだわり」について獣医師が解説

ねこのきもち WEB MAGAZINE

【調査】約4割の飼い主さんが、「うちのコってなんてグルメなの!」と思ったことアリ!


「グルメな人」がいるように、猫にも食にこだわりのあるタイプのコがいるようです。ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん399名に「『うちのコってなんてグルメなの!』と思ったことがあるかどうか」を調査しました。すると、今回の調査では約4割の飼い主さんが該当する結果に!

【体験談】「うちのコってなんてグルメなの!」と思った瞬間は?

では、飼い主さんたちは、愛猫のどのような姿を見て「うちのコってなんてグルメなんだ」と感じたのでしょうか。そのときのエピソードを飼い主さんたちに聞きました。

決まったものでないと…

「決まったごはんしか食べないから(高いごはん)」
「決まったメーカーのフリーズドライしか認めてくれない」
「ほかのキャットフードをあげたとき、『いらんわ!』て感じで無視したから」
「好き嫌いがはっきりしていて、好みでないと口にしない。毎日違う味を求める」

嫌なものは拒否!

「匂いを嗅ぎ、自分の好みじゃないと一切手をつけずに、知らんぷり」
「ごはんを選んで食べている。おいしくないものは、お腹が空いていても、絶対に食べない!!」
「一度『まずい!』と思ったのは二度と食べない。飼い主は粗食なのに」
「ドライフードだけだと、匂いを嗅いで『フッ』と一息かけてエサ入れのところから離れてしまう。しかも…ウエットを混ぜても、好きじゃなかったら食べない」
「前に薬を混ぜたごはんは食べなくなる。今まで好きだったおやつでも食べなくなりました」

高いものがわかる?

「安いフードは見向きもしない」
「値段が高いとなぜか食い付きがいい」
「1,000円以下のごはんは食べない。決まった物しか食べない」
「以前冷凍したマグロと生マグロをもらい、猫に冷凍したマグロあげたら食べなかった。生マグロは食べた。匂いでわかるみたい」
「まとめ買いの缶詰には、見向きもしません」
「食いしん坊なので何でも食べますが、あるウエットは食べっぷりが違います。開けたとたんに良い香り。『おいしそう!』と私たちでも思うくらい。いいものはわかるようです」
「結局、値段の高いオーガニック的なウエットフードを好んで食べたから」
「本猫はわかっていないとは思いますが、食いつきの良さが、しっかり値段に比例しています。こだわりのブランドごはん」
「サンプルでもらった高いごはんをオヤツ代わりにあげたら、驚くほどよく食べた」

こだわりがあるコも!

「開けたてのフードはガツガツ食べるのに、数日したら食いつきが悪くなる」
「グルメというか好き嫌いが多くて、気に入るエサを探すのに一苦労しました。水も好みがわかるまで大変で、病院でも水分不足だと常に言われてました」
「気に入らないと意地でも食べない。床にこぼれたり落ちたフードは絶対拾って食べない、など」
「グルメとは違うかもしれないけど、おいしいと思ったらそれしか食べません」
「ちゅ〜るはまぐろしか食べない。ささみのちゅ〜るには見向きもしない。ウエットタイプのフードも同じく匂いを嗅いで、気に入らなかったら口をつけません」
「同じササミでも、産地や購入店舗で食べなくなったりする」
「常に3〜4種類のごはんを、その日の気分によって食べ分けている」

好きなものだけ器用に食べるコも!

「普通のカリカリと高級なカリカリを混ぜてあげると、高級なほうだけ食べて普通のは残すから」
「いつもより値段の高いフードを混ぜると、見事にそれだけ食べて『もっとちょーだい!』とアピールがスゴいです」
「魚味とチキン味の2種類のエサをミックスしてあげていたところ、チキンが好みだったらしく、うまくより分けて魚味だけを残していたことがありました」
「2種類のドライフードを混ぜてあげたとき、嫌いなほうのドライフードをスイカの種出しのようにピッとお皿の外に出す」

【獣医師解説】猫は敏感な味覚をもっているわけではない!?


飼い主さんたちのなかには、「うちのコはグルメだな」と感じている人がいるようです。実際のところ、猫はごはんの味に敏感だったり、こだわりを持つ傾向があるのでしょうか? ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

岡本先生:
「紹介したエピソードにもありましたが、飼い主さんのなかには下記のような愛猫の様子を見て、『食へのこだわりがある』と感じている人もいるようですね。

 ・高価なごはんしか食べない
 ・おやつへの食いつきはいいのに、ごはんを積極的に食べない
 ・ごはんの種類を定期的に変えないと食べない
 ・決まったごはん以外食べない

じつは、猫は人や犬に比べて、味覚を感知する味蕾の数がかなり少ないです。『酸味』『苦味』『塩味』しか感じられず、敏感な味覚をもっているわけではありません。そのため猫の食のこだわりは、発達している『嗅覚』によるものであり、匂いが左右するケースが多いと考えられるでしょう。

それ以外にも、食べにくい形や大きさの粒のフードは、猫の歯の形状からも飲み込みにくいと感じ敬遠されます。『カリカリの食感が好きなコ』『ウエットの食感が好きなコ』など好みは分かれますが、子猫や歯の弱った猫にはウエットフードのほうが食感が良く、嗜好性を向上させるでしょう。

また、食いしん坊なコよりも、少食なコのほうがグルメに見える傾向にあるのではないかと思います」
猫によっても個体差はあるかと思いますが、ごはんの匂いや形状、食感などによって「好き」「嫌い」を判断しているコが多いのかもしれませんね。

みなさんの愛猫は、ごはんにどんなこだわりを持っていますか?

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
『ねこのきもちWEB MAGAZINEアンケート 猫の生態・行動に関するアンケートvol.05』
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
 
   

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