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【大人の教養】エビとウニ、動物界で「ヒトと近い」のはどっち?

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冠輪動物には、扁形動物(へんけいどうぶつ)、輪形動物(りんけいどうぶつ)、環形動物(かんけいどうぶつ)、軟体動物(なんたいどうぶつ)などが含まれます。

イラスト:どいせな
出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

まぁ、ふつうはそんなもんですよ(笑) 順番に見ていきましょう。

扁形動物は、扁平なからだなのでこんな名前なんですよ! 代表例は何といってもプラナリアです! 刺胞動物と同じく、消化管はありますが肛門がないスタイルです。そして、なんと…脳があります!

ほかの動物もどんどん紹介していきますよ。輪形動物は、繊毛がからだのまわりに環状に並んでいることからこんな名前です! 代表例はワムシです。輪形動物は消化管がチャンと貫通しており肛門があります。

イラスト:どいせな
出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

環形動物は有名な動物が多いんですよ! 代表例はミミズやゴカイなどです。僕たちと同じ閉鎖血管系(へいさけっかんけい*)をもっています!

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(*僕たち脊椎動物〔せきついどうぶつ〕などの血管系は毛細血管をもち、血液は血管内のみを流れていますね。このような血管系を閉鎖血管系といいます。)

知っておくべき冠輪動物の最後のグループは軟体動物! タコやイカなどの頭足類のほかに、サザエやハマグリのような貝のなかまが含まれます。からだは外套膜(がいとうまく)に包まれており、外套膜からの分泌物により硬い殻をもつものが多くいます。

イラスト:どいせな
出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

新口動物 【★ヒトとウニはこの系統】

さぁ、新口動物です! 棘皮動物(きょくひどうぶつ)、原索動物(げんさくどうぶつ)、脊椎動物(せきついどうぶつ)の3つのグループを確認しましょう!

イラスト:どいせな
出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

棘皮動物は新口動物のなかで、脊索が生じないグループです。代表例はウニやヒトデです。棘皮動物は体内に水管という海水が通る管をもっており、水管は呼吸や循環、さらには運動などに関与しています。

イラスト:どいせな
出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

原索動物は脊索が生じますが、脊椎ができません。代表例はホヤ、ナメクジウオです。脊椎動物と同じく管状の神経系をもちますが、脳と脊髄の分化はありません。

脊椎動物は脊索を生じますが最終的に脊索は退化します。そして、脊椎ができ、脳と脊髄が分化しますね。現生の脊椎動物は無顎類(むがくるい)・軟骨魚類(なんこつぎょるい)・硬骨魚類(こうこつぎょるい)・両生類・は虫類・鳥類・哺乳類の7グループに分けるのが一般的です。

無顎類は、顎(あご)や胸びれなどをもたない原始的な脊椎動物で、ヤツメウナギなどが代表例です。軟骨魚類はサメやエイのなかまで、骨格が弾力のある軟骨でできています。硬骨魚類は一般的な魚類で、骨格の大部分が硬骨でできています。軟骨魚類には存在しないうきぶくろをもっています。

イラスト:どいせな
出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

そうそう、京都に住んでいる人間としてオオサンショウウオの可愛さを世に広めようとね! 両生類は水中に産卵し、幼生までの期間を水中で、えらで呼吸をして過ごします。

は虫類は、ヘビ、ワニ、カメなどですね。は虫類・鳥類・哺乳類は羊膜類(ようまくるい)でしたね。羊膜は、胚を包みこれを保護しています。また、は虫類は魚類や両生類と同様に変温動物です! 続いて、鳥類! 鳥類は前肢(ぜんし)が翼になり、からだが羽毛で覆われた恒温動物です。近年、は虫類とかなり近縁であることがわかってきています。

そして、哺乳類です。体毛をもつ恒温動物で、乳で子育てをします。哺乳類は単孔類(たんこうるい)、有袋類(ゆうたいるい)、真獣類(しんじゅうるい/有胎盤類〔ゆうたいばんるい〕)に分けられます。単孔類にはカモノハシなどが属し、卵生(←産卵する)です。

イラスト:どいせな
出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

有袋類はカンガルー、コアラなどだね。胎生(←出産する)なんだけれど、胎盤が未発達で、未発達な子を出産し、雌親の腹部にある袋のなかで育てます。

そして、発達した胎盤を通して母体から胎児に栄養分が送られ、母体内で子育てをしてから出産するグループが真獣類です。ウマ、ネズミ、ウサギ、ネコ、ゾウ、ウシ、クジラ、サル…、そして僕たちヒトが含まれます。

伊藤 和修(いとう・ひとむ) 
駿台予備学校 生物科専任講師 
京都大学農学部卒(専門は植物遺伝学)。派手な服を身にまとい、ノリノリで行われる授業では、“「わかりやすさ」と「おもしろさ」の両立”をモットーに、体系的な板書と丁寧な説明に加え、小道具(ときに大道具)を用いて視覚的なインパクトも追求。
著書は『大学入学共通テスト 生物の点数が面白いほどとれる本』『大学入学共通テスト 生物基礎の点数が面白いほどとれる本』『大学入試 ゼロからはじめる 生物計算問題の解き方』『直前30日で9割とれる 伊藤和修の 共通テスト生物基礎』(以上、KADOKAWA)、『生物の良問問題集[生物基礎・生物] 新装版』(旺文社)など多数。

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