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【大人の教養】エビとウニ、動物界で「ヒトと近い」のはどっち?

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意外かもしれませんが、実はウニのほうがヒトと近縁です。エビと違って顔が見当たらず、胴体や手足などの区別もつかないウニがなぜ、よりヒトと近いことになるのでしょうか? 伊藤和修氏の著書『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、動物の分類を見ていきましょう。現在の高校生物の教科書に準拠した内容ですので、教養にしては少々詳しすぎる部分もあります。受験対策をするわけではないので、ややこしいと感じる部分は、サラっと読み飛ばしてしまってOKです。

<前回記事>
【大人の教養】ゴリラ、チンパンジー、オランウータン…「ヒトに最も近い」のは?

動物は、「胚葉の種類」によって大きく3グループに分けられる

動物は、細胞壁をもたず、外界から有機物を食物として取り込んで体内で消化する従属栄養の多細胞生物です。まず、動物は大きく3グループに分けられます! 胚葉の区別がない無胚葉動物(むはいようどうぶつ)、外胚葉と内胚葉のみをもつ二胚葉動物(にはいようどうぶつ)、外胚葉・内胚葉・中胚葉をもつ三胚葉動物(さんはいようどうぶつ)です。

いきなりですが、動物の系統樹をどうぞ!(図表1)

[図表1]動物の系統樹 出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

①無胚葉動物…海綿動物(例:イソカイメン)

無胚葉動物は、海綿動物(かいめんどうぶつ)です。イソカイメンなどが代表例です。えり細胞という細胞がもつべん毛で水流を起こし、プランクトンを取り込みます(図表2)。えり細胞は襟鞭毛虫(えりべんもうちゅう)という原生動物と非常によく似ており、動物の祖先は襟鞭毛虫のなかまと考えられています。

[図表2]無胚葉動物(カイメン) イラスト:有限会社 熊アート
出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

②二胚葉動物…刺胞動物など(例:ヒドラ、クラゲ、サンゴ)

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二胚葉動物は、刺胞動物(しほうどうぶつ)などです。ヒドラ、クラゲ、サンゴなどが代表例です。消化管はありますが、肛門がなく…、口から食べて、口から排泄するというスタイル(?)です。

③三胚葉動物…旧口動物と新口動物

海綿動物と刺胞動物以外の多くの動物が三胚葉動物です。三胚葉動物は、原口がそのまま口になる旧口動物(きゅうこうどうぶつ)と、原口またはその付近に肛門ができ、反対側に口ができる新口動物(しんこうどうぶつ)に分けられます。

旧口動物 【★エビはこの系統】

イラスト:どいせな
出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

そのとおり。旧口動物は脱皮によって成長する脱皮動物と、脱皮をしない冠輪動物に分けられます。

1. 脱皮動物

脱皮動物には節足動物(せっそくどうぶつ)、線形動物(せんけいどうぶつ)が含まれます。

節足動物にはエビやカニなどの甲殻類(こうかくるい)、クモやダニなどのクモ類、バッタやハエなどの昆虫類、ムカデ類などがあります。昆虫類に含まれる生物種数が非常に多く、「地球上で節足動物が最も繁栄している!」なんていう人もいます。

線形動物の代表例は、センチュウやカイチュウなどです。水中や土壌中に生息するものもありますし、ほかの生物に寄生するものもあります。

イラスト:どいせな
出所:伊藤和修著『大人の教養 面白いほどわかる生物』(KADOKAWA)

2. 冠輪動物

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