4月19日（現地時間18日、日付は以下同）、メンフィス・グリズリーズに所属している渡邊雄太が自身のX（旧Twitter）アカウントからコメントを投稿した。渡邊によるXの投稿は、フェニックス・サンズからグリズリーズにトレードが決まった2月9日以来である。投稿の内容は次の通り（以下、原文ママ）。
「今シーズンも応援ありがとうございました。そして、シーズン終盤は何も情報をあげれなくて申し訳ありませんでした。自分の口で今ままでの事、そしてこれらからの事をみなさんに説明できたらと思ってるので、明日日本時間土曜日の朝10:30ごろにインスタライブをします。よければ聞きにきてください」
渡邊は昨シーズン終了後にブルックリン・ネッツからフェニックス・サンズに加入。シーズン開幕後は十分なプレータイムに恵まれず、2月のトレードデッドライン直前にメンフィス・グリズリーズに移籍した。移籍から約1カ月弱の間はコンスタントに出場時間を獲得していたが、右手首の負傷により3月5日から14日までの6試合を欠場。さらに、続く17日の試合から今シーズン最終戦となる4月15日までの1カ月はステータスが変わり「個人的な理由」による欠場が続いていた。
欠場理由の詳細は明らかにされておらず、試合中継ではベンチにもその姿を確認できないことからSNSなどでは心配するファンが続出していた。そんな中、4月13日にグリズリーズが公開したチームメンバーの集合写真には渡邊の姿が写っており、笑顔でメンバーの輪に加わっている様子でファンを安堵させた。また、写真に写る渡邊の体格が一回り大きくなっていることから「バルクアップに励んでいたのでは」と推察する声も上がっている。
さらに、渡邊は22日11時からWOWOWで中継されるダラス・マーベリックスvsロサンゼルス・クリッパーズのプレーオフ1回戦に、WOWOW NBAアンバサダーとしてゲスト出演することが決まっている。当出演にあたり渡邊は「長いレギュラーシーズンとは全く別次元のプレーオフ。私も直近2シーズンその舞台でプレーし、肉体的にも精神的にも非常にタフでした。残念ながら今シーズンは違った形で迎えますが、1人のバスケファンとして楽しみにしています」とコメントしている。
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欠場理由が明らかにならないままシーズン終了を迎えた渡邊だが、チームの写真撮影や試合中継のゲスト出演など露出が徐々に増えてきたことで安心したファンも少なくないだろう。それだけに留まらず、渡邊は今回のインスタライブを通して「今までの事、そしてこれからの事」をファンに対して説明の時間を設けるというところに、日本のバスケットボールファンに対する真摯な姿勢を感じずにはいられない。
渡邊はInstagramのアカウントでも、ストーリーズにXの本投稿のスクリーンショットをシェアしている。渡邉の投稿によると、インスタライブは20日の午前10時30分頃に開始予定だという。土曜日の午前中はプレーオフ最後の椅子を争うプレーイン・トーナメントの試合も予定されているため、日本のNBAファンにとっては忙しい時間になりそうだ。
