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山本由伸、MLBで活躍の鍵は“ライジング”ストレート 低めは痛打、高めは被打率ゼロとデータくっきり

ABEMA TIMES

 ドジャース山本由伸が、メジャーのマウンドで試行錯誤を繰り返している。ここまで4試合に登板し1勝1敗で防御率4.50。2、3戦目は無失点だったが、1戦目と4戦目は同じパドレスの打線につかまった。現地では落差の大きなカーブが“ヨーヨーカーブ”と名付けられ、MLB公式サイトでも取り上げられているが、どうやら山本が活躍する鍵は浮き上がるような“ライジング”ストレートにありそうだ。

【映像】鈴木誠也も仕留めた!山本由伸の“ライジング”ストレート

 多彩な球種の持ち主である山本は、NPB時代はストレート、スプリットを軸に組み立て、ここにカーブやカットボールを混ぜていく、という配球になっていた。昨年の成績を見てもストレートの被打率は.189と低く、力強く投げ込んだ球で抑えてきたことがよくわかる。ところがパワー溢れる打者が揃うメジャーでは、ストレートの被打率が.292(24打数7安打)と3割近くまで上昇。カーブが.125(16打数2安打)という結果を見れば歴然だ。さらにストレートの高低では真ん中だと被打率.500(8打数4安打)、低めでも.333(9打数3安打)と打ち込まれている。

 ところが高めはどうだろう。被打率.000(7打数0安打)とヒット1本も打たれていない。真ん中から低めにかけて、かち上げるように振る打者も多い中、最近のトレンドではいかに高めにスピードボールを投げ込めるかが重要視されているが、まさにその傾向と一致する。

 身長178センチの山本は、メジャーリーグの中では小柄な方。さらにスリークォーター気味に投げるため、高めのストレートは打者からすれば浮き上がるように見えるのかもしれない。そんな軌道からついた呼び名が「ライジング」。低めを丁寧に突くのがセオリーという日本の野球から、どこまで発想を変えられるか。
(データ協力:データスタジアム)

 
   

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