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『猿の惑星/キングダム』日本版声優に竹内力 冷酷な独裁者プロキシマス・シーザー役に

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『猿の惑星/キングダム』竹内力 ©2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 5月10日に公開される映画『猿の惑星/キングダム』の日本版声優として竹内力が参加することが決定し、あわせて吹替版特別映像が公開された。

参考:作品の出来は超一級、でも興収は停滞 『猿の惑星』シリーズのジレンマ

 『メイズ・ランナー』シリーズのウェス・ボールが監督を務める本作は、『猿の惑星』シリーズの完全新作。これまで、作品のテーマとして“共存”と“対立”が様々な形で描かれてきたが、完全新作となる本作では、“猿”と“人間”の共存をかけ、“猿&人間”VS“猿の独裁者”の新たなる衝突がで描かれる。

 『To Leslie トゥ・レスリー』のオーウェン・ティーグが主人公・ノアを演じるほか、『ウィッチャー』のフレイヤ・アーランらが出演する。

 舞台は、今から300年後の世界。ウィルスが猛威をふるい激変した地球で、大都会だった人間の世界は荒廃し、人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こり、高い知能と言語を得た猿たちが文明的なコミュニティを持った巨大な帝国<キングダム>を築こうとしていた。一方で人類は退化し、文化も、技術も、社会性も失い、まるで野生動物のような存在となっていたーー。

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 猿が支配権を握る世界で猿を統括し、キングダムを築こうとする冷酷な独裁者プロキシマス・シーザーの日本版声優に竹内が抜擢された。

〈なんて素晴らしい日だ〉編|映画『猿の惑星/キングダム』 吹替版特別映像|完全新作 5月10日(金)公開
 竹内が演じるのは、自身の帝国を築くために衰退した人間を徹底的に排除しようとしている冷酷すぎる独裁者、プロキシマス・シーザー。竹内は「敵役でお声がけいただいて光栄に思っています」と話し、「色んな映画に敵役がいて、主役がたつわけで、敵役がいないとエンターテインメントにならない。準主役のつもりで楽しく演じさせていただきました」と、敵役を演じた経験が豊富な竹内ならではの熱い想いを語った。

 実写映像の中にハリウッドの技術を駆使してリアルに登場する猿という役柄を演じる上で、「今までも多くの敵役を演じてきたので感情を入れやすいキャラクターでした。プロキシマス・シーザーは知性があり、よく話すキャラクターなので、猿らしく話すというよりは、彼の持つ知的なところが伝わりやすいように、そして演じているケヴィン・デュランドに寄せるように演じました」と、収録へのこだわりを明かした。

 さらに、プロキシマス・シーザーと自身の共通点については、「彼のように支配をしたいという思いはないけれど、自分自身も長年会社を経営していて、みんなを引っ張っていくことが多いので、そういうところは似ているかな。自分の色を出しながら生きてきたから“俺は俺でありたい”“自分らしく”というのは人より強いと思います」と、キャラクターと近い部分を感じたことを語る。

 最後に竹内は、「人間と猿の立場が逆転するという設定をよく思いついたなと思った。すごいよね。これまで『猿の惑星』シリーズを見たことがない方でも、この作品だけで“なんて素晴らしい日だ”となるぐらい楽しめます」と、プロキシマス・シーザーの劇中のセリフとともに作品をアピールした。
(文=リアルサウンド編集部)

 
   

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