よろスィーツ!スイーツ芸人のスイーツなかのです。
2016年、蔵前にオープンした「パティスリー フォブス」。深い青色を基調とした高級感のある佇まいで、店内には生菓子から焼き菓子までがたくさん並びます。
「フォブス(FOBS)」は、小麦粉(Farine)、卵(Oeuf)、バター(Beurre)、砂糖(Sucre)という、お菓子作りには欠かせない食材たちの頭文字を並べたもの。オリジナルの言葉になっていて、その意味を知ると、なんて素敵なネーミングなんだと、店名へのこだわりが伝わってきます。
店主の安井シェフは、お店を開く前にフランスへ渡って経験を積まれ、様々な地域でフランス菓子に触れてきました。
創業当時から人気の高い「ゴーフレット」は、そんなフランス修行時代の思い出から生まれた、こだわりの一品。
広告の後にも続きます
フランス北部・リール地方の伝統菓子「ゴーフル」を、たまたまパリで食べる機会があって、そのあまりの美味しさに、食べたときのインパクトが凄かったのだそう。
なので、いつか自分のお店を出すときには、あのパリで食べた味をメニューにしようと決めていた、思い入れの強いお菓子なのです。
ゴーフレットの包みを開いていくと、中からはふわっとバターのいい香り。食べる前に、すでに美味しいと思ってしまうほど香り高いのです。
ひと口食べると、ブリオッシュ生地のしっとりと柔らかな食感、挟むバタークリームとの一体感に、さらに感動。
クリームのなめらかな舌触りのなかで、砂糖のじゃりっとした食感もあり、これがまたなんとも印象的。食べれば食べるほど、味わいの虜になっていくのがわかります。