5月25日よりシアター・イメージフォーラムにて先行公開されるアルベルト・バスケス監督の最新作『ユニコーン・ウォーズ』が、5月31日よりT・ジョイ PRINCE品川ほかにて全国順次拡大公開されることが決定。あわせて予告編が公開された。
参考:村上春樹『めくらやなぎと眠る女』日本版ビジュアル&予告編
本作は、『サイコノータス 忘れられたこどもたち』で知られるバスケス監督の長編第2作。『地獄の黙示録』×『バンビ』×「聖書」という企画コンセプトのもと、テディベアとユニコーンの最後の聖戦を、血しぶき、内臓、ドラッグ、BL、テディベアの下半身など“アブナイ表現”をたっぷり混ぜ込んで作り上げた、“究極の反戦アニメーション”だ。
企画・制作期間に6年を要し、250人以上のスタッフが、50体のキャラクターと1500の背景によって作り上げた。2Dと3Dアニメーションが融合し、音楽を巧みに駆使して、シチュエーションやキャラクターとシンクロしていく。バスケス監督は本作について「狂信的な考えがどのように戦争拡大に影響するかを描きたかった」と語っている。
さらにテディベアとユニコーンとの闘いで描かれる集団に起こる“分断”だけでなく、テディベアたちの生い立ちをも描くことで、家族内での不和や不寛容という身近な“分断”も描かれている。
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あわせて公開された予告編ではバスケス監督が描く“鮮烈の創世記”の一端が垣間見える。また、2種類のチラシビジュアルも公開された。
(文=リアルサウンド編集部)