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錦戸亮はミステリアスな役がよく似合う 『Re:リベンジ』大友の“不穏な存在感”

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『Re:リベンジ-欲望の果てに-』©フジテレビ

 4月11日より放送がスタートした赤楚衛二主演の連続ドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(フジテレビ系)。本作は、巨大病院を舞台とした権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの“野心”と“復讐心”が入り乱れ、人間の内に秘めた“欲望”がむき出しになっていくリベンジサスペンスだ。

参考:赤楚衛二×錦戸亮、初共演の2人が語り合う 「仲良く和気あいあいと撮影できたら嬉しい」

 放送に先駆けて第2話を試写で視聴した筆者としては、錦戸亮のミステリアスな魅力が炸裂していたことを特にお伝えしたい。今回の見どころをネタバレなしで紹介していく。

 赤楚演じる日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」の理事長の息子・天堂海斗。彼は病院の権力争いが嫌で医師になる道を選ぶことなく、週刊誌の記者として働いていた。第1話では、そんな海斗が父・智信(光石研)から呼び出されるも、浮かない表情を浮かべていた。海斗は物語が進むにつれ、父親の本心を知り、電話の留守番サービス機能にメッセージを残し謝罪。だが、時すでに遅し。智信は謎の死を遂げてしまうのであった。
 
 そんな父の葬儀の日、何者かに襲われ意識を失ってしまった海斗。第2話は、それから約5カ月後、山奥の診療所で海斗が目を覚ますところからスタートする。

 目を覚ますと、海斗を取り巻く環境は一変。恋人・朝比奈陽月(芳根京子)からは拒絶され、職場の出版社へ足を運ぶと既に解雇されていた。「メール1つで退職するなんて……」と身に覚えのない行動を指摘されるなど、明らかに状況がおかしいのにもかかわらず、海斗は四面楚歌状態。誰からも言うことを信用してもらえず、意気消沈とする姿に視聴者も絶望を覚えるだろう。

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 そんな海斗とは裏腹に、この5カ月で異例の大出世を遂げた男がいる。それが錦戸亮演じる心臓血管外科の新任医師・大友郁弥だ。

 第2話最大の見どころは、大友の存在感。第1話では、海斗とエスカレーター越しにすれ違った際に振り返ったり、葬儀のシーンでは叔母・天堂市子(余貴美子)と揉める海斗をじっと見つめるなど、登場時間は多くはないものの、大友が持つ存在感を視聴者の記憶に植え付けた。錦戸がかねてから持ち合わせている“ミステリアスさ”が、大友の不穏な存在感をより強調しているところに注目していただきたい。 

●『ラスト・フレンズ』で錦戸亮がみせた“恐ろしさ”

 第2話では、そんな大友がいよいよ動き出す。第1話の終盤、海斗の祖父であり病院の会長を務める天堂皇一郎(笹野高史)から新病棟プロジェクトの責任者として推薦された大友は、海斗が不在の5カ月の間に理事会に参加。大友がここに参加した理由は、おそらく「会長・皇一郎から推薦されたから」だけではないだろう。しかし、確信的な“目的”は第2話の時点では読み解くことはできない。 

 振り返ると『1リットルの涙』(2005年/フジテレビ系)などでは爽やかな役を演じてきた錦戸。そのイメージを一気に覆したのは、やはり2008年に放送された『ラスト・フレンズ』(2008年/フジテレビ系)だろう。『ラスト・フレンズ』における錦戸は区役所の児童福祉課で働く好青年と見せかけ、思い通りにならないことがあると恋人に暴力を振るってしまう及川宗佑を好演。その錦戸がみせた恐ろしさは、当時ドラマを観ていた視聴者に強い衝撃を与えた。

 近年ではNetflixオリジナルドラマ『離婚しようよ』(2023年)での加納恭二役も印象的。自称アーティストという肩書だけでもわかる“ハマってはいけない男”にもかかわらず、作品を見た視聴者の心を鷲掴みに。錦戸から漏れ出す艶っぽさも話題となった。

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