top_line

気持ちいい!サクサク進む爽快パズルゲーム
「ガーデンテイルズ」はここからプレイ!

MAZZEL、SKY-HIに対する圧倒的な信頼 同志であり兄弟のようなあたたかい絆

Real Sound

YouTube動画「MAZZEL Documentary Film “Maze to Parade”」より

 MAZZELのSEITOとTAKUTOが3月27日、毎週月曜日から木曜日の朝9時より放送されているラジオ番組『STEP ONE』(J-WAVE)に出演。今注目のアーティストに話を聞く「MUSIC+1」のコーナーで、3月20日にリリースした1stアルバム『Parade』への想いやグループ初の全国ツアーについて語った。

(関連:【動画あり】MAZZELの素顔を映す長編ドキュメンタリー

 特に『Parade』の制作に関しては、SEITOとTAKUTOのトークから、事務所のCEOでもありMAZZELのプロデューサーを務めるSKY-HIの存在の大きさが改めて浮き彫りとなったように思う。3月1日にMAZZELの公式YouTubeチャンネルで公開された「MAZZEL Documentary Film “Maze to Parade”」では、今作はSKY-HIが全体のコンセプトメイクやディレクションを行いつつ、「Ain’t no fun」のように彼が一部収録曲のレコーディングに参加したり、「Love Letter」ではメンバーのサポートをする形で作詞に参加したりと、SKY-HIはMAZZELが“自分たちの表現を詰め込んだアルバム”をつくり上げられるよう多様な場面でメンバーを支えている様子が映されている。

 そんなSKY-HIの存在感は、1stアルバムの制作に限らず、これまでもMAZZELのメンバーにとって大きな心の支えとなってきた。それは、SKY-HIが「所属事務所の代表」という肩書を持っていなくとも言えることである。プロのパフォーマー、楽曲制作者として音楽業界の第一線で活躍し続け、ダンス&ボーカルグループでの活動経験もあるSKY-HI。これまでに公式YouTubeで公開されたコンテンツを見ていると、彼はときにエンターテインメント業界の先輩として、ときに厳しい師匠として、ときに一緒にふざけられる“兄貴”のようなあたたかな存在として、MAZZELのメンバーと共に時間を過ごし、彼らに今必要な言葉をかけ続けてきたのだと感じる。だからこそ、MAZZELの各メンバーがSKY-HIに向ける視線の中に、特別な想いや信頼感が透けて見えるのだ。

 例えば、TAKUTOは過去にメディアのインタビューで、尊敬する人物としてSKY-HIの名前を挙げていた(※1)。彼ににとってSKY-HIは、思考や立ち居振る舞い、周りに影響を与えるパワーの部分まで、すべてにおいて学びがあり、理想の存在なのだという。そのように慕うきっかけとなったのは、やはりオーディションの過程でSKY-HIがTAKUTOにかけた言葉が大きいように感じる。SKY-HIは、オーディション参加前からダンサーとしてキャリアを積んできていたTAKUTOに対し、「ボーイズグループのメンバーとして世の中に出ることをどれくらい望んでいるのか」と根本的な姿勢や想いの部分を問いかけた。TAKUTOはその問いを受けて「プライドを捨てて死ぬ気で挑まないといけないなと思った」と、先述したドキュメンタリー動画の中で後日談として語っており、彼にとってオーディション時のSKY-HIの言葉が、非常に大きなターニングポイントになったことが分かる。自分に転機とチャンスを与えてくれた存在だからこそ、絶大な信頼を寄せ、「もっとSKY-HIさんに褒めてもらいたい」とTAKUTO自身が成長に対してさらに意欲的になる原動力にもなっているようである(※2)。

広告の後にも続きます

 SEITOやRANらも、SKY-HIへの尊敬や感謝の気持ちを度々口にしている。芸能経験のあるSEITOは、ドキュメンタリーにおいて、20歳前後で自身のやりたい活動ができず絶望していたときにSKY-HIと出会い、「唯一の救いだった」「自分がアーティストやりたいっていう気持ちとか、自分のことを認めてくれる人と出会えたので、やっとここにきて明るいほうに変わってきた」と語った。また、2023年6月に出演したラジオ番組『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(TOKYO FM)でも「(SKY-HIについて)尊敬している部分もあるし、プライベートではとても対等に接してくれて、一緒にふざけたりもしています。あんなに親しみやすい社長はこの世にいない」と話しており、SEITOにとってもSKY-HIの存在感がいかに大きなものであるかうかがい知ることができる。

 RANも同番組の中で、SKY-HIについて「とても気さくな人で」「悩んでいることに対して(最適な)アドバイスをいただけて、いつも胸に響きます」と感謝の気持ちをコメント。さらにメディアでのRAN単独インタビューの中では、BE:FIRST結成のきっかけとなったオーディション『THE FIRST』でデビューに至らなかったことについて、あのタイミングでデビューせずに人生の岐路についてじっくりと考える時間をもらえたからこそ、MAZZELで良い流れをつくれていると大きな感謝の気持ちを述べていた(※3)。

 このように、SKY-HIへのリスペクトを各所で語っているMAZZELのメンバーたち。彼らとSKY-HIの間には、所属事務所の社長と所属アーティストという枠組みを超え、同じ世界を目指して戦う同志のような、それでいて仲の良い兄弟のような、あたたかくて深い絆があるように思う。そうした関係性があってこそ、各メンバーがこれまで培ってきたスキルやそれぞれ方向性の異なる豊かな個性を最大限に発揮して楽曲制作、パフォーマンスに挑むことができるのだろう。カラフルだが1つのまとまりが感じられる唯一無二のグループとして音楽シーンの中で独自の存在感を放っているのは、MAZZELとSKY-HIの圧倒的な信頼関係があってこそと言えるのではないだろうか。

※1:https://www.harpersbazaar.com/jp/celebrity/celebrity-interview/a43833906/mazzel-230522-hb/
※2:https://qjweb.jp/feature/108980/
※3:https://rollingstonejapan.com/articles/detail/40631/3/1/1

(文=市岡光子)

 
   

ランキング(音楽)

ジャンル