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トリッキーなクロアチア・ラリーに臨む勝田「さらに進化するためのチャンスに」/WRC第4戦事前コメント

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 4月18日(木)から21日(日)にかけて、2024年のWRC世界ラリー選手権の第4戦として『クロアチア・ラリー』が開催される。  第3戦サファリ・ラリー・ケニアから3週間が経ち、2024年シーズン最初のフルターマックラリー(舗装路)の開幕を迎える。このクロアチア・ラリーは、路面コンディションの変化が激しいために、シーズンのなかでも高難易度なターマックとしての呼び声も高い。そんな第4戦を前に、各陣営からドライバーたちの声が届いている。 ■Mスポーツ・フォードWRT ●アドリアン・フルモー(#16 フォード・プーマ・ラリー1) 「クロアチアは僕にとって本当に特別なイベントだ。2021年に初めて参戦し、5位でフィニッシュした。ここの道路はすごくスムーズな部分がとても好きだけれど、今シーズンでもっとも難しいターマックイベントのひとつでもあると思う」 「路面状況が変わりやすいから、グリップがどこにあってどこにはないのかが簡単には分からないし、ターマックの種類も大きく変わる。インカットするところも多いので、かなりの精度が必要だ」 「すべてのクルーにとって大きな挑戦だが、毎年多くの観客が訪れる楽しいラリーだ。本当に楽しみにしているし、これまでに2度表彰台に上がっているので、この調子を続けられることを願っているよ!」 ●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1) 「僕は今、自分にとって一番快適な路面であるターマックに戻るのを楽しみにしているんだ。イベント前のテストはとても良かったし、マシンのフィーリングが本当に励みになったので、もうクロアチアに行きたいと思っているよ!」 「ラリーの構成は高速のターマックイベントとなっているが、路面コンディションは大小さまざまな凹凸があり、内側をショートカットすることができる部分も多いので、少々荒れることも想像できる。でもコンディションがトリッキーだと僕は楽しめるから心配してないよ」 ■ヒョンデ・シェル・モービスWRT ●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1) 「クロアチアは、僕が今まで参戦したなかでもっとも過酷なターマックラリーのひとつだ。ブラインドコーナー、細かな膨らみやへこみ、ジャンプがたくさんあるのでとても珍しいものだ」 「ステージの形状と速度、そして幅の広いステージと狭いステージの組み合わせが独自のチャレンジを作り出している。だが、雨が降っているときの道路は地元のベルギーにある道路と非常に似ているので、僕たちにとっては親しみがあるんだ」 「天候は予測不可能だから、マシンはウエットとドライの両方に対して完璧なセットアップにする必要がある。もちろん表彰台でフィニッシュしたいし、トップ3に入ることはチャンピオンシップのリードを維持するために重要だ。けれど一番の目標は、優勝に向けてプッシュすることだ」 ●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1) 「クロアチアは楽しいターマックイベントだ。グリップが低く、路面がかなり汚れることがあるが、同時に激しい起伏や、ブラインドコーナーやジャンプもたくさんある。今のカレンダーではターマックがめったになく、年に数回しかイベントがないからここは特別なんだ」 「モンテカルロのターマックでは、フィーリングも悪くなかったように思っている。ラリーが終わる頃にはかなりトップ集団に近づいていたはずだ。その経験を活かしてマシンバランスをうまくとり、グリップを最大限に引き出す必要があるね」 「そうすれば、クロアチアに必要なパッケージが手に入るはずだ。絶対に結果を出したいと思っているので、最初から良い感覚を掴めるよう願っている。トラブルなしのイベントにする必要があるし、僕たちはつねに勝利のために戦っていくよ」 ●アンドレアス・ミケルセン(#9 ヒョンデi20 Nラリー1) 「僕はモンテカルロで堅調なシーズンスタートを切った後だから、とてもポジティブな気分だ。とにかく、ヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッドでWRCの大会に戻ることができて最高だ」 「このラリーは独特なチャレンジになるだろうが、これまでの経験を頼りにすればステージ上で良い判断を下すことができるはずだ。グリップと天気がつねに変化するので、クロアチアでうまくやるためには優れたペースノートが不可欠だ」 「僕たちの出走順を考えると、とくに雨が降った場合は泥が巻き上げられるので不利になる。最終的には表彰台を狙っているが、コンディションがトリッキーになったとしたらトップ5フィニッシュを目指したい」 ■TOYOTA GAZOO Racing WRT ●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1) 「シーズンのスタートは順調に進み、各ラウンドでそこそこのポイントを獲得することができている。開幕3戦はかなり特殊なチャレンジが求められるユニークなイベントだったが、これからは、ヨーロッパの典型的なターマックとグラベルのラリーが続くために、最大の成果を出すことに集中する必要がある」 「クロアチアを含めて、昨年はターマックラリーで調子が良かったから、今回も楽しみだよ。グリップレベルが変わりやすく、ミスを犯しやすいトリッキーなラリーであることは分かっているから、クリーンに戦う必要があるが、上位争いをするためには速さを求めなくてはならないね」 ●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1) 「自分はモンテカルロが終わってからオフの日々を楽しんできたので、戦いに戻れることを嬉しく思っている。先週行なったテストは、クルマのフィーリングを取り戻すいい機会になった。ジャンプや道幅の狭いセクションもある、かなりハイスピードな難しいコースだが、それこそがクロアチアのステージの特徴だ。あとは、この時期の天候がかなり不安定であることも忘れてはいけない」 「僕たちの出走順はターマックラリーとしては理想的とはいえないので、状況を見極め、やれるだけのことをやるつもりだ。表彰台争いに加わり、勝利を目指して戦うことがつねに最大のモチベーションだが、チームを助ける力にもなりたいと思っている。その点において日曜日の戦いは、新しいポイントシステムの導入によってこれまで以上に重要になるだろう」 ●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1) 「昨年のラリージャパンや、今年のモンテカルロの何本かのステージでいいパフォーマンスを発揮できたこともあり、ターマックラリーに自信を持てるようになってきました。しかし、クロアチアはコーナーのインカットと路面の変化が非常に多い、もっとも油断のならないラリーのひとつです」 「路面がダーティな状況でフルに攻め切れるかどうかが、自分のターマック・ドライビングにおいてまだ改善の余地がある部分です。なので、このラリーをさらに進化するためのチャンスにしたいと思っています」 「自分たちの金曜日の出走順を考えるときっと簡単には行かないでしょうし、雨が降ればなおさらです。ですので、序盤はそこそこ忍耐強く走り、ハードにプッシュするためにいいリズムとバランスを見つけることが重要になるでしょう」
 
   

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