加賀温泉郷は開湯1300年の歴史を持つ温泉地。山代、山中、片山津の三温泉から成り、泉質も
さることながら、それぞれ異なった雰囲気を堪能できる名所揃い。日本語の「五十音図」発祥の地と
して知られる山代温泉は長寿の湯と呼ばれ、与謝野晶子、魯山人などの多くの文化人を魅了してきた。山中温泉は松尾芭蕉の句に詠まれ、その湯は芭蕉をして日本三名湯のひとつと言わしめたほど。劇場を併設した山中座を中心とした風情ある街並みが広がる。そして片山津温泉は柴山潟の湖畔に位置し、美しい眺めと湯冷めしにくい効能を持つ湯で知られる。三温泉に共通しているのは「総湯」と呼ばれる共同浴場があること。気軽に立ち寄れるので、湯巡りを楽しめる。さらに加賀は山の幸、海の幸にも恵まれており、旅館では彩り豊かで、新鮮な旬のものを存分に堪能できる。また最近では「加賀カニご飯」や「加賀パフェ」といった新ご当地グルメを開発。食文化の豊かさにおいても多分な魅力を持つエリアなのだ。
宿泊するならココ! 「山代温泉 たちばな四季亭」
源泉かけ流しの天然温泉を備えた料亭旅館。部屋には輪島塗の扉や九谷焼のオリジナル取っ手など、細部にまでこだわったおもてなしの心意気が散りばめられている。部屋からは服部神社と薬王院の鎮守の森の趣ある風景が望め、旬の地元食材をふんだんに使った懐石料理も味わえる。
山中温泉で食べ歩き!
かつて松尾芭蕉が「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」という句を詠んで称賛した山中温泉の湯からつくった特製の「菊の湯アイスキャンディー」(250円)。「美肌の湯」とも言われ整腸効果が期待できる硫酸塩泉の源泉をベースに、菊花を散らして清涼感あふれる一品
広告の後にも続きます
プレーするならこのコース
石川県最古、26年日本女子プロ開催・片山津GC
1957年開場で北陸最古の歴史を持ち、白山、加賀、日本海の3コースを有する。2004年日本オープン、2015年日本女子オープンの舞台となり、5mを超えるアリソンバンカーと砲台グリーンが選手を苦しめてきた。2026年には2008年以来2度目となる日本女子プロを開催。加賀温泉駅から車で約15分
城がモチーフのクラブハウス・加賀CC
打ち上げ、打ち下ろしが多く距離がある松コース、戦略性が求められる竹コース、池が多く配された梅コースの27ホール。加賀の雄大な自然も堪能できる。加賀温泉駅から車で約10分
東京・敦賀間の運行は「はくたか」と「かがやき」で上下線ともに1日14本となっている。新たに延伸した区間各駅に止まるのは「はくたか」で、「かがやき」も時間帯によっては延伸区間の全駅に止まるが、主に福井と敦賀の2つの駅にしか停車しないので乗車前に停車駅の確認を!
※週刊ゴルフダイジェスト 2024年4月30日号「新幹線で行くゴルフ旅」より一部抜粋
PHOTO/Hidetaka Yamada、Tadashi Anezaki、Satoru Abe