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西武・甲斐野央 ツーシームとフォークで勝負するセットアッパー/○○で魅せる!

週刊ベースボールONLINE


チームの勝利のためにマウンドで懸命に腕を振る甲斐野

 甲斐野央本人にとっては唐突に決まった移籍だったが、チームにとっては最も欲しかった選手が獲得できたと言っても過言ではない。2020年から22年までセットアッパーを務めた平良海馬が23年に先発転向。最優秀中継ぎのタイトルホルダーが勝ちパターンから抜けた影響は、さすがに大きかった。

 昨季、なかなかそのポジションを埋め切れずにいたところに、最速160キロを誇るストレートと落差の大きいフォークで三振の山を築く甲斐野の加入は、チームが最も求めているポジション、プレースタイルとピタリと一致している。

 今季15試合消化時点で昨季までのフォーシームではなくツーシームを主体としている。昨季のフォーシームの平均球速は155.3キロで今季のツーシームは151.9キロ。最も多く投げる球種の平均球速は3キロほど落ちてはいるが、空振り率、見逃し率とも大幅に上昇。高めで振らせたいときにはフォーシームを織り交ぜながら、打者を圧倒していく考えだ。

 また、代名詞とも言えるフォークは、オフに「最も磨いてきた」という。その成果が出て、ツーシームとフォークを武器に開幕からセットアッパーに定着している。それでも、甲斐野に「慢心」の二文字は微塵もない。

「(勝ちパターンの)後ろを投げたいので、ピンチになっても『甲斐野なら大丈夫』と思わせるような投球術とフォークの精度をもっともっと磨きたい」。

 日ごろの立ち居振る舞い、ファン対応でも周囲を笑顔にする甲斐野。グラウンド内外、その一挙手一投足が“魅”どころ満載なのだ。

写真=BBM
 
   

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