道長への思いを心に秘めて過ごすまひろにとって、『蜻蛉日記』の切なさは胸にしみるものがあった。まひろは月を眺めながら、作者である寧子の言葉を思い返す。
「書くことで、己の悲しみを救った」
まひろもまた、自身の悲しみを書くことで救うのかもしれない。
(文=片山香帆)
道長への思いを心に秘めて過ごすまひろにとって、『蜻蛉日記』の切なさは胸にしみるものがあった。まひろは月を眺めながら、作者である寧子の言葉を思い返す。
「書くことで、己の悲しみを救った」
まひろもまた、自身の悲しみを書くことで救うのかもしれない。
(文=片山香帆)
2024年4月15日