シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:双子のママさん(広島県・30代女性)
双子を育てる「双子のママ」さんは、子供たちが2歳の頃、大変な日々を送っていたという。
子育てに必死で余裕がなかった彼女は、出先で「双子ちゃんですか?」と声をかけられることにウンザリしていて……。
<双子のママさんの体験談>
我が家の双子が2歳だった時のことです。
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双子の子育ては想像以上に大変で、毎日本当に必死でした。
「いちいち話しかけないで」と思ってしまうことも
当時はコロナ禍前だったので双子をベビーカーに乗せて買い物していると必ず「双子ちゃんですか?」と話しかけられます。
当時の私には気持ちの余裕がなくて「見たら分かるでしょ!いちいち話しかけないで」と心で思ってしまうことが度々ありました。
そんなある日、双子を連れてエレベーターを待っていると、1人の女性に話しかけられました。
「双子ちゃん? 私の子供も双子なの。
今が一番子育て辛いでしょ? でも終わりが必ず来るから、もう少し頑張って」
気持ちを分かってくれる人がいるんだ、ととても嬉しくなり、エレベーターに乗った途端涙が止まらず、双子を抱きしめ大泣きしてしまいました。
今では、あの頃の大変さが嘘のように子育てがすごく楽しいです。まだまだ終わった訳ではありませんが、少しずつ終わりに近づいていて、その終わりが来る事が少し寂しいとさえ感じます。