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ジェームズ・キャメロンが『ミクロの決死圏』のリメイク企画に言及!「すぐにでも進める予定」

MOVIE WALKER PRESS

フランス・パリのシネマテーク・フランセーゼで開催されている回顧展「THE ART OF JAMES CAMERON」の初日に行われたマスタークラスにジェームズ・キャメロン監督が登場。かねてから興味を示していたSF映画の名作『ミクロの決死圏』(66)のリメイクについて、久しぶりに強い意欲を語ったと「Variety」が報じている。

リチャード・フライシャー監督が手掛けた『ミクロの決死圏』は、物質を長時間ミクロ化する技術を開発した科学者ベネス博士がアメリカに亡命するや敵側のスパイによって意識不明に陥ったことをきっかけに、1時間までしかミクロ化の技術を有していないアメリカの科学者たちがベネス博士の体内に潜入して脳内出血の治療を試みるという物語。スリリングな展開と斬新な人体内の描写が話題を呼び、第36回アカデミー賞で美術賞(カラー)と視覚効果賞の2部門を受賞した。

その後多くのSF作品に多大な影響を与えた同作は、1980年代にアイザック・アシモフが手掛けた続編小説を原作にした続編映画の製作企画が持ち上がったものの実現には至らず。キャメロンは盟友ジョン・ランドーと共に1990年代後半ごろからオリジナルのリメイクに向けて動きはじめ、当初はキャメロン自らがメガホンをとるとの話もあったが、『アバター』(09)に着手したことから企画は保留状態に。

それでも2007年ごろにキャメロンがプロデューサーを務めるかたちで再び企画の進行が報じられると、ローランド・エメリッヒやポール・グリーングラス、ショーン・レヴィやギレルモ・デル・トロといった名だたる監督たちが契約に合意したと伝えられては頓挫の連続。なかでもデル・トロが手掛けるという話は、2018年に撮影が行われ2020年には公開という具体的なところまで進んでいたが、実現には辿り着けなかった。

そして今回、キャメロンはマスタークラスのなかで「私たち(キャメロンとランドー)は何年にもわたって『ミクロの決死圏』のリメイクの開発をおこなってきました。すぐにでも進める予定です」と語り、「ラクエル・ウェルチ(オリジナル版のコーラ・ピーターソン役で2023年2月に逝去)は出演できませんが、かなり良い映画が作れると思います」と自信をのぞかせたとのこと。

現在キャメロンは、2025年末に公開を予定している「アバター」3作目の作業の真っ只中。同シリーズの4作目の撮影は半分ほど進んでおり、今年2月に北米メディアのインタビューに応じた際には「5作目までのシナリオは完全に書き上がっている。6作目と7作目のアイデアもすでにあります」と明かし、6作目以降は「アバター」シリーズの監督から降りる可能性があると語っていた。

もしキャメロンが自らメガホンをとるならば、2031年末に公開を予定している「アバター」5作目以降になると思われるがはたして…。多くの映画ファンが長年待ちわびてきた『ミクロの決死圏』のリメイクが近いうちに日の目を見るのか、今後届けられる情報が楽しみだ!

文/久保田 和馬
 
   

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