【NOAH】丸藤が新日本・大岩を称賛「もうウチに入っちゃえば?」 移籍実現に意欲!?

『SUNNY VOYAGE 2024 in SHINAGAWA vol.1』東京・品川プリンスホテル Club eX(2024年4月14日)
○丸藤正道vs大岩陵平×

　新日本から武者修行中の大岩と丸藤のシングル初対決が実現。大岩を称賛した丸藤は「外敵の若い選手かもしれないけど、プロレス界の未来だから。今から入団交渉してくる」と移籍実現に意欲?を示した。

　国内武者修行開始から約7ヶ月が経過。VCタッグリーグも制して着実に進化を続ける大岩が、NOAHを支え続けてきた天才・丸藤との初シングルに臨んだ。

　昼夜品川大会、昼興行のセミファイナルで対決。序盤から丸藤相手に切り返し合戦で渡り合って修行の成果を発揮するや、強烈な逆水平を浴びてもひるまず。逆にショルダータックルですぐさま反撃し、倒れ込み式ボディプレスを投下するなど、得意の肉弾殺法で攻め立てた。

　ならばと丸藤は腕攻めで反撃。「太い腕しやがって」とあらゆる拷問技で大岩の左腕をいじめ抜いたが、大岩も屈さない。逆にサイドスープレックスでぶっこ抜いて反撃に転じると、ダイビングの倒れ込み式ボディプレス、不知火を切り返してジャーマン、そしてアナコンダスープレックス…と猛攻に出た。

　だが、丸藤も大岩必殺のドクターボムを着地するや、フックキック、虎王のコンボで逆転。大岩も続く真・虎王を回転足折り固めで切り返したものの、丸藤もさらにジャーマン式の丸めこみで切り返し、3カウントを奪ってみせた。

　最後は巧みに裏の裏をかいた丸藤の貫禄勝ちとなったものの、試合後は大岩を称賛。「新日本プロレスだから褒めたくないけどさ、いいよね。外敵の若い選手かもしれないけど、プロレス界の未来だから」と認めたうえで、「もう、うちに入っちゃえば? 今から大岩に入団の交渉してきます」とCyberFight副社長の顔に変ぼうしながら移籍実現に意欲?すら示していた。


【丸藤の話】「いや、いいよ。新日本プロレスだから褒めたくないけどさ、いいよね。いいよ。もううちに入っちゃえば? 大岩、うちに入っちゃえば? でもさ、彼がいつか自分の団体に戻った時に、NOAHでこなした試合の数々が良かったって彼に思ってもらえるように、俺たちもさ。まあ、言うなれば、外敵の若い選手かもしれないけど、プロレス界の未来だから。いや、素晴らしいと思うよ。ということで、今から大岩に入団の交渉してきます。行ってきます」

【大岩の話】「チクショー。今日はしっかり3カウント取られたよ。でも、リング上で丸藤さんが『もう1回やろう』って言ってくださったから、絶対次にやる時は俺が逆に3カウント取ってやる。こうやって丸藤選手とシングルマッチやらせてもらえるのは、NOAHに来た武者修行のメリットだと思うし、しっかりこの経験を自分の中に貯めて、もっともっと強くなって、一人前のプロレスラーになってやる」