「ただの名義貸しでは?」という議論から「価格が高い」といった指摘もあるが、2人は自分の名前をかけて商売をしている。
最近、チョン・ソミがローンチしたビューティーブランドが話題になった。「コスメオタク」と知られる彼女は、「ご飯を食べることの次に、化粧品に多く投資する。化粧をとても楽しんでいる。化粧品の部屋がある」と明らかにしたことがある。
ブランドを立ち上げたきっかけについてチョン・ソミは、「自分の日常生活が不便で、化粧品を作り始めた。これまで必ず3~4個のハイライトを混ぜて使っていたが、とても不便で、それらが混ざった製品を上手く作りたかった。ハイライトに喜びを感じる」と語った。
特に“名義貸し”ではないと強調した。チョン・ソミは「名前だけ貸したのではない。本当に研究した」とし、「制作しているとき、“ひょっとして自分だけなのか?”という気がして、アイドルの友人を集めて会議をした。ところが、みんなハイライトを2、3個ずつ混ぜて使っていた」と研究過程を伝えた。
しかし製品の価格が4万3000ウォン(約4300円)と公開され、今度は高すぎるという議論が巻き起こった。一般的に販売されているハイライトの価格が平均2~3万ウォン(2~3000円)台であることを踏まえると、高いという指摘だった。
それでも一部からは、チョン・ソミが自分の名前をかけているだけに妥当な価格だという意見も出た。
本物志向へ チョン・ソミに先立って、「愛酒家」のソン・シギョンがマッコリ事業に飛び込んだ。
そしてソン・シギョンは見事に反響を巻き起こした。
彼が発売したマッコリは「2024大韓民国酒類大賞」で、韓国酒濁酒生マッコリ伝統酒類部門の大賞に選ばれた。分野別専門酒類試飲団90人余りがブラインド審査で評価し、各酒種別で最高の酒を選定して授賞する大会での受賞であるだけに、本当に認められたという意味でもある。
芸能人の商売も、過去とは雰囲気が大きく変わったように感じられる。
過去には製品に芸能人の名前が使えるように契約し、品質よりも名前を前面に押し出した製品が多かった。しかし現在は、スター自身が関心を持って研究に参加し、自分の名前でブランドをローンチしている。
“名義貸し”の時代は終わり、品質に自信があるからこその事業参戦が目立っている。
(記事提供=OSEN)
◇チョン・ソミ プロフィール
2001年3月9日生まれ。カナダ出身で父がオランダ系カナダ人、母が韓国人のハーフ。2016年に韓国Mnetのオーディション番組『PRODUCE 101』シーズン1に出演し、I.O.Iのメンバーとしてデビュー。2017年のI.O.I解散後、JYPエンターテインメントからYGエンターテインメント傘下のTHE BLACK LABELに移籍し1stミニアルバム『BIRTHDAY』でソロデビューを果たした。