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あたちのお母さんはわんこなの!育児放棄した母羊に代わって子羊を立派に育て上げた犬

カラパイア


image credit:TikTok

 子供を持ったら誰でも自然に「親」になって献身的に子育てをする、とは限らない。動物たちにも、時として母性本能が育たなかったり、子供に興味を持てなかったりする母親が現れる。

 アメリカのオレゴン州にある農場で、生まれたばかりで母親に拒絶された子羊を、農場主の愛犬が母親代わりに立派に育て上げたそうだ。

 養い親である犬といっしょに過ごすうちに、子羊は自分のことを犬だと思うようになったみたい。生さぬ仲にもかかわらず、仲睦まじいふたりの様子を見てみよう。
  


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育児拒否された羊の子

 ここはオレゴン州にあるOli
via Akers’ farm。数年前、ここで飼われていた羊が子供を産んだ。だが母羊は子育てに興味を示さなかった。


 農場主のオリヴィアさんは、母羊が子羊を受け入れるよう、ありとあらゆる手を尽くしたが、結果的に逆効果だった。

 母羊が子羊を攻撃するようになったため、これ以上そばに置くことをあきらめざるを得なかった。

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農場主の愛犬が母親代わりに

 そんなとき、救世主のように現れたのが、オリヴィアさんの愛犬のマックスだった。「ボー」と名付けられた子羊はマックスに懐き、まるで本当の母親に接するように彼女を慕うようになった。

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 そしてマックスもまるで自分の子供の世話をするように、片時もボーのそばを離れず、いっしょに走り回ったり、毛づくろいをして身体をキレイにしてやったりと、献身的に子羊を見守り続けたんだ。

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 そして何よりもマックスは、ボーにたっぷりの愛情を注ぎ続けた。いっしょに過ごす時間が長くなるにつれて、ボーはまるで犬のような行動をとるように。

身体は大きくなっても甘えん坊は変わらない

 今ではボーの方が養い親よりも身体が大きくなってしまったけれど、それでも「お母さん」に毎日甘え続けているんだそうだ。

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 2022年の母の日に、自分よりもでかくなったボーと戯れるマックスさん。
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 人間の世界でも、ネグレクトや育児放棄の例はいくらでも転がっている。同時に、たとえ血が繋がっていなくても、強いきずなで結ばれた「親子」もたくさんいるわけなんだ。

 そう考えると母性や父性、本能や親子の情っていったい何なんだろうな、とかぼんやり思い巡らし始めてしまったりする。

 確かなのは愛情で結ばれたもの同士には、理屈なんて関係ないってこと。今日もマックスとボーの「親子」は、仲良く農場の中を走り回っているに違いないんだ。

References:When a newborn lamb was rejected by her mother, the family dog stepped in to nurture her / written by ruichan/ edited by parumo


 
   

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