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【新日本】GLOBAL王者ネメスが石井を激闘粉砕 棚橋を再指名

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【新日本】GLOBAL王者ネメスが石井を激闘粉砕 棚橋を再指名(C)プロレス/格闘技DX

『Windy City Riot』アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)(2024年4月12日)
○ニック・ネメスvs石井智宏×

 IWGP GLOBALヘビー級王者・ネメスが石井を激闘の末に撃破。改めて棚橋弘至を次期挑戦者に指名した。

 新日本初参戦となった2・23札幌大会でデビッド・フィンレーを破ってGLOBALヘビー級王座戴冠を果たしたネメス。この日、自ら相手に指名した石井との一騎打ちに臨んだ。

 序盤からネメスのエルボーと石井の逆水平のラリーを展開する真っ向勝負で幕開け。タックル合戦を制した石井がコーナーに追い込んでの逆水平連打、雪崩式ブレーンバスターと攻め立てる。ネメスが反撃に出てもラリアット合戦に競り勝ち、スライディングエルボーを叩き込んだ。

 ネメスも垂直落下式ブレーンバスターを食い止め、101(トラースキック)をカウンターでさく裂。ジャーマンでぶん投げる。石井も掟破りの逆デンジャーゾーン(飛びつきネックブリーカードロップ)、ラリアットの猛反撃。ネメスが101で応戦しても、ラリアット合戦、ヘッドバット合戦を制した石井が垂直落下式ブレーンバスターで仕上げに入ろうとした。が、ネメスも阻止。101を叩き込むと、石井のラリアットをかいくぐってデンジャーゾーンを爆発させて3カウントを奪った。

 ネメスが激闘の末に石井を撃破。「石井がタフなことはわかっていた。コンクリート製のピットブル。あの頭は俺も見ていた」と敬意を表し、「俺たちのあの打ち合いは見る価値のあるものだったぜ。コンクリートピットブルと1対1で向き合ったんだ」と胸を張った。

 「この先10年、世界に対して自分がニュージャパンの顔となる」というのがネメスの夢であり目標。「俺はやめないし、止まらない。俺は疲れないんだ」と逸材ばりに言い切ったネメスは「この王座、何よりまずは棚橋。あなたはレジェンドだ。世界の誰よりも尊敬していると言っていい。あなたを相手に防衛戦がしたい」と棚橋とのGLOBAL王座戦を熱望した。戴冠後、棚橋を指名し、4・6両国大会でタイトルマッチが実現するはずだったが、棚橋の右足関節捻挫による欠場のため消滅。「あなたを倒して、この王座を守るということが俺にとっての夢なんだ」と言い切ったネメスはそれを何としても実現させるつもりだ。

 
   

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