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やっとやっと春が来た!心臓を止めて冬眠していた氷漬けの亀、お日さまに解凍されてよみがえる

カラパイア


 冬になると冬眠する生き物…といえば何を思い浮かべるかな? 熊やリスなんかがすぐに思いつくかもしれないね。亀の仲間にも冬になると冬眠して過ごすものたちがいる。

 だが今回紹介するニシキガメは、何と氷の中で心臓まで止めて冬を越すんだそうだ。BBCのデビッド・アッテンボローさんのナレーションでお楽しみいただこう。



Painted Turtles Defrost Back to Life | Frozen Planet II | BBC Earth

 厳寒の地、カナダ。ここには半年も続く冬の間、地中の深い場所で氷に覆われながら冬眠する亀がいる。ニシキガメと呼ばれる亀たちだ。

 この間彼らは心臓が止まっており、かろうじて脳だけが最小限の活動を続けているんだそうだ。

 4月になると、ようやく春の気配があたりに漂い始める。日光が輝きを増し、雪や氷が解けはじめ、亀の体温が0度を超えると、彼らの心臓は再びゆっくりと鼓動を始めるんだ。

 ここにいる亀たちは、昨年の秋に生まれた幼生たち。この驚異的な寒さへの適応力のおかげで、春になったばかりの森で、真っ先に動き始めることができる。

 つまり、他の生き物たちに先駆けて、スタートダッシュを切れるんだね。

 ニシキガメは酸素の無い環境で、なんと3℃の水の中で3か月以上生き続けた例もあるんだそうだ。

 以前には凍った池で冬を越すワニについて紹介したこともあったんだ。良かったらこちらの記事もぜひ読んでみてね。



written by ruichan


※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。
 
   

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