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家族になるきっかけを作った息子さんと「3週間ぶりの再会」を果たした保護子猫 「大好き」で溢れた光景にキュンとする

ねこのきもち WEB MAGAZINE

素敵な“兄弟関係”が微笑ましい!
紹介するのは、Instagramユーザー@yorichan0329さんが「うちに招いてくれたにいにとの再会 お互い兄弟ができてよかったね」と投稿していた、こちらの動画。そこには、飼い主さんの息子さん(撮影時、大学4年生)と愛猫・もずくくん(撮影時、生後2カ月)の姿が映っています。

体を一生懸命伸ばして、息子さんの顔に自分の顔を近づけようとしている、もずくくん。なんともほっこりする光景には、Instagramユーザーから「素敵な兄弟にキュンです」「大好きで溢れてる」「鼻にチュッしてるのめちゃくちゃ可愛い〜」「仔猫の可愛さは反則」「天使」などのコメントが寄せられ、反響を呼んでいました。動画は「うちに招いてくれたにいにとの再会」の様子だそうですが、撮影時は一体どのような状況だったのでしょうか。飼い主さんに詳しくお話をうかがいました。

息子さんのおかげで、保護猫だったもずくくんと家族になれた


飼い主さんによると、もずくくんは保護猫だったとのこと。猫を迎える予定はとくになかったそうですが、飼い主さんは自分のまわりに猫を迎える人が増えたこともあり、なんとなく市の動物愛護センターのホームページを見ていたのだとか。

飼い主さん:
「ホームページを見ながら、『こんな可愛い子猫がいるよ』って旦那さんと話していましたが、私はひとりで見学に行く勇気もなく、1週間が経過…。そんなときに、県外に住む大学生の息子がたまたま帰省したんです。『この子猫可愛いでしょ』って写真を見せたら、息子が『明日会いに行こう』と言ってくれたので、見学に行くことを決めました」

息子さんと一緒に、保護猫がいる施設を訪れた飼い主さん。そこにいた子猫のもずくくんに惹かれたそうですが、猫を飼うことが初めてだったため、飼い主さんはお迎えの決心ができずにいました。そのときに、息子さんから「今決めんと、次来たときはもういないよ」と背中を押され、飼い主さんはもずくくんと家族になろうと決意します。
しかし、お迎えするにあたり審査があるため、結果がわかる前に息子さんは再び県外の自宅へと帰ってしまったのでした。

その後、もずくくんを正式に迎えることが決まった飼い主さん家族。記事冒頭の動画は、もずくくんとの初対面から3週間ほどが経ち、息子さんが再び帰省したときに撮ったものだったそう。久々の再会を果たしたもずくくんと息子さんの姿を撮影したときのことについて、飼い主さんは次のように話しています。

飼い主さん:
「もずくと息子はいっぱい遊んで一緒に寝て、お互い大好き同士です。家を出てひとりで頑張っている息子が、もずくとじゃれ合って笑顔になり、優しい顔をしていました。とても嬉しくて心があたたかくなりましたし、息子にとっても癒しの時間になってよかったです。息子は帰るときに名残惜しかったようで、最後にもずくに『ちゅ〜る』をあげて、『忘れないでね、またね』って言って帰っていきましたね」

当時、大学4年生だった息子さんは、もずくくんと家族になる前はほとんど実家に帰省しなかったそう。しかし、もずくくんを迎えてからは月1回の頻度で帰ってくるようになり、飼い主さんは「もずくのおかげで、私も息子の顔を見ることができました」と話しています。
現在、息子さんは社会人になったために以前ほど帰省ができないようですが、もずくくんも息子さんの帰りを心待ちにしていることでしょうね。

おとなになったもずくくん 現在はどんな様子?


飼い主さん家族のもとでスクスクと成長していったもずくくんは、現在1才9カ月(取材時)のおとなの猫になりました。子猫時代は甘えん坊で“かまってちゃん”で、やんちゃな一面もあったようですが、1才半頃に同じ市の動物愛護センター出身の弟猫・つくしくん(取材時、生後6カ月)を迎えたことで、もずくくんはすっかり“お兄ちゃん猫”に!

もずくくんはつくしくんのことが大好きなようで、まだまだやんちゃなつくしくんと上手にじゃれあったりしながら、そばで見守ってあげているのだとか。家にお客さんが来たときなどは“しっかり者の優しいお兄ちゃん”だというもずくくんですが、家族だけになると「母さん、抱っこ〜」と甘えん坊になるそう。

「母さんの抱っこだけは、弟のつくしにも譲りません!」とのエピソードもあり、飼い主さんはそんなもずくくんのことが可愛くて仕方がないようです。

もずくくんたちは「夫婦の未来を変えてくれた」

もずくくんとつくしくんについて、「ずばり“子ども”のような存在です!」と話す飼い主さん。かけがえのない存在だという2匹の愛猫への思いを聞くと、飼い主さんは次のように話していました。

飼い主さん:
「長男と長女が続けて家を出ていき、50才になり子育てが終わりました。体はだるいし何をするのもめんどくさくなって老いを感じていましたが、そこにもずくを迎えて一緒に楽しく生活していくうちに、元気になったような気がします。
夫婦の会話は増えて喧嘩は少なくなり、ふたりで『第2の子育てならぬ“猫育て”』をしている感じで、猫育てをしながらもずくとつくしに癒しをもらっています。夫婦ふたりの寂しい未来を変えてくれたもずくとつくしには、本当に感謝しています」

写真提供・取材協力/@yorichan0329さん/Instagram
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
 
   

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