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ケモノ少女たちが世界を音速で駆け抜ける!ソニックライクな2Dアクション『Freedom Planet 2』とシリーズの魅力を紹介【日本語化記念】

Game*Spark

かつて2D『ソニック』シリーズのハイスピードなアクションは、ハードウェアの性能差を見せつけるためのものでもありました。しかし、その手触りのとりことなったファンや後に続いたクリエイターたちにとっては、そのスピード自体が目的になったと言えます。

『Freedom Planet』も、そんな『ソニック』の手触りを目指したタイトルの一つです。その続編となる『Freedom Planet 2』のコンソール版が4月4日に発売されました。前作からさらにパワーアップし、より高速に、よりボリュームアップした本作は、単にソニックライクという垣根を超え、シリーズの独自の魅力を確立したタイトルとなっています。

元々Steamでは2022年に発売したタイトルでしたが、今回のコンソール向けのリリースに併せて日本語が実装されました。今か今かと日本語化を待ち望んでいた筆者は、それこそ音速で飛びついた形。本記事では前作『Freedom Planet』も含めて、シリーズの魅力や進化を紹介していきたいと思います。

『Freedom Planet』シリーズの魅力を紹介
『Freedom Planet』は、レベルデザインやステージギミックなどの多くの面で『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズの影響を受けています。高速で地面を駆け抜け、そのスピードの生む遠心力でループ地形をぐるっと一周。そして、斜めに突き出したバネに突如として飛ばされる。2D『ソニック』を触ったことのある人ならばおなじみの手触りです。

本作ならではの魅力も、もちろん数多く秘めています。まず目を引くのは、キュートなケモノ少女の主人公たち。ポップな見た目に反してかなりシリアスなストーリーが展開される本作ですが、長尺のカットシーンは英語のフルボイスとなっており、表情豊かなドット絵で彼女たちがしゃべりまくります。

操作できるキャラクターの性能差がかなり大きいのも本作の特徴です。キャラごとに要求されるアクションが大きく異なり、同じステージでも新鮮に楽しめるためリプレイ性も高いです。

ドラゴンの少女である「ライラック」は、最もスタンダードで最もハイスピードなアクションが可能なキャラクター。彼女の固有のアクションである「ドラゴンブースト」は、地上や空中を高速で突進する技で、長い無敵時間を持つため戦闘でも重宝します。

ヤマネコの少女「キャロル」は、ライラックほどのスピードはないものの、壁登りや怒涛の連続攻撃が可能です。彼女の能力の中でも特に重要なのが、「バイク」に乗れること。ステージ内でガソリンを拾ったら、ライラックを超えるスピードで爆走できます。

犬の少女「ミラ」は、大きな耳をまばたつかせ、空中を長距離を飛行できます。「ファントムキューブ」という謎のブロックを出現させて敵を攻撃したり、敵の遠距離攻撃を反射したりと、少しトリッキーな能力のキャラクターです。

そして、『Freedom Planet 2』で新たに参戦した「ニーラ」はシロクマの女性です。敵を凍りつかせたり、上方向に凍てつく気流を放ったりと、手に持った槍でかなり武闘派な活躍を見せます。

本シリーズのアクションが『ソニック』と差別化できている点として、最も大きいのは敵に接触判定がないことです。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズは、そのハイスピードなアクションにも関わらず、画面の向こうから突如として現れる敵になすすべもなくぶつかって、その走りが止められてしまうという場面がままあります。

本作は敵に接触判定をなくすことで、敵を素通りできるようにしたため、急な敵の出現でもスピードが阻害されません。「だれもこの走りにはついてこれまい!」と、このジャンルならではのスピード感を楽しめるでしょう。

敵そのものが素通りできるかわりに、敵の攻撃自体はかなり苛烈なものとなっています。四方八方から敵が現れ、遠距離から近距離からと攻撃を行ってくる場面も多く、対峙しなければいけない場面では冷静に対処する必要があります。

とはいえ、本作はHP制のため、少しのミスでチェックポイントに戻されるといったことがないのも『ソニック』と異なる部分です。全体的に、ビュンビュン走ってバンバン倒せる爽快なアクションとなっています。

『Freedom Planet 2』に感じる進化
続編の『Freedom Planet 2』で、まず大きく変化を感じるのは、やはりよりリッチになった演出や、描きこまれたグラフィック部分です。前作から3年が経過し、キャラクターたちが成長したこともあり、主要キャラクターのデザインもかなり変化しています。ライラックたちは少し大人びた印象ですね。

アクション面での最も大きな変更は、「ガード」が追加されたこと。といっても、長押しでずっと攻撃を防御できるようなものではなく、ボタンを押すと一瞬だけ敵の攻撃を回避できるようなシステムです。無敵時間は短いため、しっかり敵の攻撃を観察してから使う必要があります。

前作は敵の攻撃が非常に熾烈なのに対して、こちら側が出来ることは必死に動いてよけることのみでした。ガードが実装されたことで、敵の攻撃をひきつけてガードから反撃を畳み掛けるというような駆け引きが生まれています。

また、アーケードスタイルでどんどん次のステージに移っていく前作でしたが、本作ではマップ画面からステージが選択できるように。前作にも登場した各都市はハブエリアとして描かれるようになり、この世界に暮らす人々の営みがより詳細に描かれています。元々風土や世界設定にこだわりのある作品だったため、マップ画面やハブエリアの実装はかなり相性が良いように感じますね。

ステージのデザインは、ソニックライクな前作を基本踏襲しつつも、より幅広いギミックや本作ならではの演出が盛り込まれるようになっています。アクション面でもステージ面でも、『ソニック』をベースとしつつも独自のアイデンティティを築き上げた印象です。単純に前作から大幅にボリュームアップして、ステージもボスも倍増したのですが、どれも前作以上に妥協なく作られているのが感じられました。

前作からさらに発展した世界観で展開される骨太なストーリーにも注目です。過去の争いが生んだ憎しみがいまだ根深い爪痕を残すこの世界で、たくましく生きる人々が織りなす壮大な物語が展開されていきます。

ソニックライクの垣根を超え、ハイスピードアクションとしてさらなる成長を遂げた『Freedom Planet 2』。お話はかなり地続きで繋がっているので、ぜひ前作『Freedom Planet』と併せて遊んでみてください。

『Freedom Planet 2』と『Freedom Planet』はニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中。PC版もリリースされていますが、『Freedom Planet 2』の日本語はまだ未実装のため注意が必要です。

 
   

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