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猫も年をとると肉球のシワが増える! 猫の肉球の変化と必要なケアを専門家が解説

ねこのきもち WEB MAGAZINE

猫の体のパーツは、年齢を重ねることで変化します。そこで今回は、猫の体のパーツのなかから「肉球」を取り上げ、年齢ごとの特徴などについて、獣医師の小林清佳先生にお話を伺いました。肉球のお世話に関するアドバイスもいただいたので、あわせて参考にしてみてください。

4週齢の肉球


子猫のうちは小さく、やわらかい肉球をしています。小さくてみずみずしく、やわらかい時期。また、ほとんど歩いていないため、弱々しい肉球です。

2カ月齢の肉球


4週齢に比べると大きくなっていますが、まだまだやわらかく弱々しさがあります。代謝が活発なので血色がよく、汗をかきやすいという特徴も。

3才の肉球


成猫期の猫の肉球は、1才になるころには厚みが出て、大きくなります。そこから数年、大きな変化は見られませんが、若いうちはハリと潤いがあり、汗をかきやすく血行もよい傾向に。成猫になり、丈夫で肉厚になった肉球。長毛の猫は、肉球の間の毛が伸びやすいです。

6才の肉球


まだ程よく潤いがあり、ふっくらとして弾力性も感じられる肉球です。

9才の肉球


シニア猫期の肉球は、10才を過ぎると乾燥しやすく、弾力性が低下してシワもできやすくなります。16才以上になると小さくしぼみ、代謝が低下し、低体温や貧血気味になることもあり、その影響で血色が悪くなる傾向が。多少の乾燥やシワが見られ、シニア感が出てきた状態。若いころに比べると、色も薄くなっています。

16才の肉球


体が痩せてくるのに伴い、肉球もしぼんだように小さくなり、手のひら部分と指部分に少し隙間が。乾燥が見られ色も薄めですが、室内飼いの猫なのでキレイですね。

23才の肉球


一カ所かさぶたがあり、ある程度の汚れは付着していますが、年齢のわりにはキレイです。

肉球が乾燥しがちなシニア猫の場合はお世話に一工夫を

シニア猫になると、乾燥した肉球がひび割れを起こし、出血してしまうことがあります。しかし、自己判断でクリームをぬるのは、猫がなめるおそれがあるので控え、必ず動物病院で診てもらいましょう。また、肉球が乾燥してくるとすべりやすくなり、食事のときに踏ん張れなくなるので、足元にマットを敷くなどの工夫を取り入れるのがおすすめです。

加齢による体のパーツの変化は、毎日見ていると気がつきにくい場合もあります。年に1回、記念日などにパーツごとのアップの写真を撮っておき、比べてみるのもよい方法ですよ。

お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考・写真/「ねこのきもち」2024年2月号『4週齢から23才まで、ずら~り並べて違いを発見 猫の体のパーツ比べてみました!』
文/長谷部サチ
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
 
   

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