【調査】飼っている長毛種の種類は?
まず、長毛種を飼っている飼い主さん54名に「飼っている猫の種類」についてアンケート調査を実施しました。飼い主さんたちには、「ラガマフィン/ラグドール/ノルウェージャンフォレストキャット/ペルシャ/その他」より該当するものを選んでもらったところ、今回の調査ではその他(57%)が最多に。次いで、ノルウェージャンフォレストキャット(17%)、ペルシャ(11%)という結果になりました。ちなみに、「その他」を選んだ飼い主さんからは、具体的に次のような回答が寄せられています。
「メインクーン」
「サイベリアン」
「ヒマラヤン」
「ソマリ」
「拾った猫なのでわかりませんが、顔つきはマンチカンのような感じ…筋肉質でガッチリ体型です。雑種かなぁと思います」
「もともと野良の雑種の白猫長毛種」
「雑種の長毛サビ猫」
「長毛種あるあるだな」と思えるエピソードを教えて!
また、今回アンケートに協力してくれた飼い主さんたちには、「長毛種あるあるだと思うもの」について具体的なエピソードを聞いてみることに。すると、次のようなあるあるネタが寄せられました。
※アンケートコメントは飼い主さんが感じる個人の感想です。
毛玉ができやすい
「1日ブラッシングしなかったら、すぐ毛玉ができてる。洗濯したマスクにも毛がついてて、外出先でも猫を感じる」「ちょっとブラッシングをサボると毛玉ができていたり、首の下辺りを舐めるとその辺の毛がペロンと上に上がって口の中に入っているので、伸びてきたらカットしてあげます」
「いつのまにか毛玉ができる。毛玉をなかなかとらせてくれないので、ある日、床に毛玉が落ちている」
「毛玉との闘い。ブラッシング気分ではない猫をいかにその気にさせるかの闘い…」
「脇の下に毛玉ができやすい」
抜け毛がすごい
「とにかく抜け毛がすごいので、家中のどこにでもコロコロがあります」「毎日ブラッシングをしているのに、なでると毛が抜ける。足裏の毛が伸びると爪を切るときに爪が見えないし、床の上ですべるので、足裏の毛のカットが必要」
「お掃除の後、部屋のどこかにお腹の毛(お腹が白い)が、フワッと落ちている」
「白猫なので、黒い服を着てると抜け毛にびっくりします」
「シャンプーをすると、排水溝の抜け毛がすごいのと、ドライヤーをかけたときの空中に舞う毛がすごすぎる」
毛づくろいが大変そう
「毛づくろいの際、自分の毛の長さに四苦八苦している」「グルーミングしているとき、やりづらそうだなと思う」
「毛づくろいしたあと、舌に毛がたくさんついていて。たまに毛玉吐いてるのと、肉球の間の毛がすぐ伸びて、よく滑ってます」
おしりにウンチが…
「やはりウンチがゆるいと、おしりについてしまって、そのまま逃走されると顔面蒼白になりますね」「おしり周りの毛はカットしてますが、油断するとウンチを繭玉のようにぶら下げてる…」
「ウンチがおしりのあたりにくっついていることがある。トイレの後くっついたままダッシュして逃げるので大変」
【獣医師解説】長毛種の猫を飼うときに、飼い主さんが知っておきたいことは
長毛種の猫を飼っている飼い主さんたちから、さまざまな「あるある」エピソードが寄せられました。ここからは、「長毛種の猫を飼うときに飼い主さんが知っておきたいこと」について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
岡本先生:
「長毛種の猫は、飼い主さんによるお手入れが必要な頻度が多く、短毛種の猫とは飼育面でも大きな違いがあります。長毛種の猫を飼うことを検討する際に、飼い主さんは以下のような『長毛種の猫の特徴』を知っておく必要があるでしょう。
・基本的に毎日のブラッシングが必要なこと
・暑さに弱いコが多いこと
・顔まわりやお尻まわりが汚れやすく、飼い主さんによるお手入れが必要な場合があること
・毛球症に注意が必要なこと
・見た目から体型の判別がしづらいので、触って体型のチェックが必要なこと
長毛種の猫は上記のような特徴があるため、飼育は『愛猫のお手入れをするのが好きなマメなタイプの人』が向いていると思います。愛猫のお手入れに時間をかけられない人は、長毛種の猫の飼育は向いていないでしょう」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『長毛種の猫に関するアンケートvol.01』
※アンケートコメントは飼い主さんが感じる愛猫に関するもので、個人の感想です。
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ