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<戦隊大失格>中村悠一、“理想のヒーロー像”は「信じたものに対して真っすぐ向かっていくこと」

WEBザテレビジョン

声優の中村悠一が、4月7日(日)よりスタートするアニメ「戦隊大失格」(毎週日曜昼4:30-5:00、TBS系/ディズニープラスで全話独占見放題配信)に出演する。同作は、よくある正義VS悪といったヒーローものの構図とは一線を画す、怪人の下っ端戦闘員である主人公・戦闘員Dと、ヒーロー像とはかけ離れた竜神戦隊ドラゴンキーパーとの異色のバトルが展開される物語。WEBザテレビジョンでは、ドラゴンキーパーのリーダー・レッドキーパーの声を担当する中村にインタビューを行い、作品の世界観やアフレコ秘話、理想のヒーロー像などを語ってもらった。

■「メタ的な世界観が特徴なのかな」

――作品の世界観について、どのように受け止めていますか?

「ヒーローもの」といえば、なぜかヒーローが滞在している場所だけに敵が襲って来て、それを主人公たちが撃退していく構図。目的も世界支配という結構大雑把な感じで、暴力だけで支配しようとする。経済的に陥れるやり方でもいいはずなのに、どういうわけか真正面からぶつかる。そういう不思議なパターンに対してのメタ的な世界観が今回の作品の特徴なのかなと思っています。

――ベタな「ヒーローもの」ではないということですか?

今までよく見られた正義と悪の戦いの裏ではこういうことが起きていたのかもしれない。そうじゃないと説明がつかないよなという部分が描かれているような気がします。

単純な「ヒーローもの」を素直に見ている子どもたちに向けてというよりは、ちょっと大人になった視点で見た時に思わず心の中でツッコんで考えてしまうような、当たり前に受け入れていたけど実は違うのかもしれないという部分がベースになっていて、そこが面白いなと感じています。

■レッドキーパーは「底知れない怖さがある人物」

――レッドキーパーの声を担当する上で意識していることはありますか?

レッドキーパーは本当の部分で何を考えているのか分からない。そんな底知れない怖さがある人物。真相は不明ですけど、形としては正義のために任務を遂行することに迷いなく進むところも必要ですし、そういう部分を大事に演じないといけない。

主人公が正義で対面する相手は悪という構図ならもっと悪者っぽくやればいいんですけど、この作品の場合は悪者というスタンスで出てきながら本当のところはどうなのかが見えてこない。見ている人にそれを匂わせる必要もあるので、そこもしっかり表現しないと魅力的なキャラクターにならないんだろうなと思いました。

――レッドにも仲間がいますからね。

竜神戦隊ドラゴンキーパーは個性豊かな5人組。完全に嫌われそうなキャラや、今回の作品では悪役的立場だけどどこか憎めないタイプがいたりして。レッドキーパーはその中でリーダーというポジション。演じている立場としてはレッドの本当の気持ちを知りたいし、心の奥底から出る言葉はどんなものなのか。それを聞いてみたくなるキャラクターではあります。

――竜神戦隊ドラゴンキーパー全員でアフレコをする機会はありましたか?

結構バラバラで、全員がそろったことはありません。だから、それぞれのヒーローとしての温度感を探る作業が難しいなと感じていました。

――アフレコの時に話し合うなどは行わないのでしょうか?

今回に限らず他の現場も含めて声優同士で話し合うということはあまりないんです。まずは自分の中で考えて、テストなどで相手の芝居を見ながら少しずつ調節していくようなイメージ。そういう意味では瞬発力が求められるのかなと。ディスカッションするとしたら相手は監督です。監督から直接もらう指示もそうですし、共演者が演出されているところを聞きながら自分の芝居を考えることもあります。

■「やり過ぎるくらいやってもいいと…」

――監督からはどんなことをリクエストされましたか?

そんなに多くはなかったんですけど、今回はもうちょっと残酷性を視聴者に見てほしいからやり過ぎるくらいやってもいいと言われました。

さとう(けいいち)監督の頭の中でしっかりとビジョンが描かれていて。芝居心というか、芝居に対しての造詣が深い方だという印象です。さとう監督の演出に従ってやることに迷いがなかったのですごく助かりました。

――中村さんが思う理想のヒーロー像はありますか?

単純にヒーローと言っても正義の行いをすることだけではなくて、悪には悪のヒーローみたいなものが昔からあると思うんです。

どちらにも共通しているのは信念が強いという点。自分がこれと信じたものに対して真っすぐ向かっていくということがヒーローの条件なのかなと。みんなそうありたいと思うんですけど、どうしてもブレてしまうんです。

例えば「今日からタバコをやめる!」と決めても明日からにしようかなって思ったり(笑)。そういうささいなことで簡単に曲げてしまう。でも、ヒーローたちにはそれがない。真っすぐ突き進んで行くところに憧れや尊敬の念を抱きます。

■中村にとってのヒーローは“シュワちゃん”

――ちなみに、中村さんにとってのヒーローは?

映画を見ていて思うのは、アーノルド・シュワルツェネッガーです。コミカルな芝居の時は別ですけど、主役で圧倒的な存在のキャラクターを演じている時は寡黙でクールな役どころが多い。何も語らずに行動で物事を進めていく姿はヒーロー然としているなと。

不器用で武骨。スマートじゃないところに人間味を感じられるから愛される。さっきの理想のヒーロー像にもつながるんですけど、誰にも負けない気持ちの強さを持ちながらどこか人間臭い部分がある。完璧じゃないというところが魅力なのかもしれません。

――最後に、読者の方にメッセージをお願いします!

主眼を置く場所によって見え方が変わってくる作品だと思います。僕自身も着地点がすごく気になっています。

それぞれの役割をこのまま全うするのか、それともどこかで変わって違う方向へと話が進んでいくのか。主人公である戦闘員Dは大きく動くけど、果たして彼が取っている行動もヒーロー的な動きなのかどうかは分からない。もちろん、Dを応援しながら見るのも楽しいですし、彼を取り巻く多くのキャラクターたちも個性豊かで魅力的なので、どの視点から見ても面白い。どういうゴールに向かっていくのか楽しみながら最後まで見ていただけるとうれしいです。

◆取材・文=小池貴之

 
   

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