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「研修所で素っ裸に」メガバンク新入社員のトンデモ行動。近隣住民から大クレームも

日刊SPA!

4月は新社会人が街にあふれる季節。新卒一括採用のメガバンクでは、毎年多くの新入社員が入社する。無難な人材が多数を占める中で、トンデモない新人が混じっていたりもする。
筆者(綾部まと)は新卒でメガバンクに入行し、地方や都内の営業店で法人営業を経験した。営業店には毎年必ず新卒の社員が配属されるため、彼らの破天荒な行動を見てきた。今回はそんなメガバンクにおける、トンデモない新入行員のエピソードをご紹介する。

◆①「新人芸」に耐えられない、名家のお嬢様

メガバンクでは支店の新人歓迎会で、新人たちが出し物をする文化がある。半月ほどの準備期間があり、それなりのクオリティを求められる。二年目の先輩たちが、出し物の監修をさせられることもある。そのため、新人たちは業務後や週末に集まり、練習を繰り返していく。筆者も新人の頃はカラオケに同期と集まり、練習していた。

新人芸のほとんどは男性行員たちの漫才に始まり、女性行員も混じって全員でアイドルグループのダンスで終わる。よくある宴会芸だが、これに耐えきれない新人も中にはいる。

都内の支店に配属された女性の新入社員は、断固として新人芸を拒否した。慶応出身で某有名企業の社長のお嬢様には、屈辱に耐えられなかったのだろう。しかし組織力を重視する銀行では、一人だけ不参加は許されない。その結果、彼女は驚くべき行動をとった。

◆業務が開始する前に退職

彼女は早々に退職届を出して、銀行を去っていった。当時の銀行では総合職も、まずリテール部門で研修をした後に、法人部門に正式配属されていた。彼女は法人部門で採用されたにもかかわらず、法人に配属される前に退職をしてしまったのだ。

筆者が彼女の同期である新人の男性に「残念だったね、あの子が辞めて」と声をかけると「別に……多分、一緒に仕事してても『これは私の仕事じゃない』『あれはやりたくない』とか言ってきそうですから」と返された。「それに、あんまり可愛くなかったですし」とも呟いていた。どちらが本音かは、定かではない。

◆②研修所で素っ裸になり、アレを振り回す

新入行員は一か月おきに、研修に参加しなくてはならない。新人の頃は特に、研修所に泊まり込むことも多い。上司や先輩と離れて、新人同士で愚痴を言い合える研修は、ちょっとした息抜きだ。

社会人とはいえ、大学を卒業してからまだ日が浅い彼らである。気が緩むと、学生時代のノリに戻ってしまう。講義中は人事部が目を光らせているのだが、そうではない時に、事件は起こる。

中部地方の研修所にて、男性の新入行員たちが大浴場で入浴していた時のこと。ある新人が窓を開けて、ふざけて“アレ”を振り回し始めた。周囲の新人たちも楽しくなったのか、次々と窓を開け、同様にアレを振り回し続けた。

◆住民からクレーム、人事部は菓子折りを持って謝罪

異変に気づいたのが、近隣の住民である。研修所の近くに住んでいた“頑固おやじ”が、彼らに向かって怒鳴り声をあげた。しかし彼らは無視して、その遊びを続けてしまった。

案の定、翌朝銀行へクレームが来た。人事部はすぐさま菓子折りを持って、謝罪しに行った。当時は『品格のある銀行』を目指したはずが、品格も何もあったものじゃない。後にその研修所は閉鎖になり、銀行の黒歴史を抱えて幕を閉じたのであった。

◆③三種の神器である「行章、印鑑、行員証」

銀行で物をなくすことは、ご法度とされている。電車の中に個人情報を置き忘れたり、出張先のタクシーで重要書類を紛失してしまうと、厳重に処罰される。

名札である「行章」は普段は使うことはないため、机の鍵を収納するキーボックスにしまう者が多い。紛失のリスクを避けるためだ。しかし印鑑は、そうはいかない。

銀行では、稟議書や回覧物に、自分の名前が書かれたシャチハタ印を押す。印鑑がないと仕事にならないが、小さいし頻繁に持ち歩くので失くしやすい。先輩は「支店長代理に昇格すると、新しい印鑑をもらえる。サイズが少し大きくなるからな。印鑑を2つ持つことができるから、それまでは頑張って失くすなよ」と語っていた。

しかし銀行員生活を通じて最も失くしてはならないものは、社員証である「行員証」だ。印鑑のように新しく発行されることはなく、退職まで使わなくはならない。かつて、それを紛失した新人がいた。

◆配属2日目で行員証を紛失

「行章、印鑑、行員証」という三種の神器のうち、最も神格化されている「行員証」。社員通用口から店に出入りしたり、異動明細を見るためのパソコンを操作したり、金庫に入ったりする時には、必ず行員証が必要になる。ログの履歴を残すためだ。

こんなことがあった。支店配属の初日に飲みに行った新入行員が、飲み会の帰りにクラブへ行き、行員証の入ったカバンを紛失した。上司は激怒し、人事部に反省文を提出することになった。その反省文も、何度も書き直しを命じられたという。

◆会社や上司からの評価は散々だが、大化けすることも

今回ご紹介した二つ目と三つ目のエピソードを引き起こした新人は、同一人物である。彼はビットコインが出始めた頃に投資を始めて数億円を稼ぎ、早々に銀行を辞めていった。銀行ではトンデモない新人として悪名高かったが、今や銀行員が一生かかっても稼げない程のお金を持っていることになる。トンデモない新入社員たちだが、いつか大化けする日が来るのかもしれない。

<文/綾部まと>



【綾部まと】
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother
 
   

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