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JUJUが昭和歌謡の名曲を歌い上げる「スナックJUJU 東京ドーム店」を作曲家・KOHDが振り返る「お客さん一人一人と会話しているような雰囲気」

HOMINIS

JUJU扮する”ママ”が昭和歌謡を中心にさまざまなカバー曲を披露するライブシリーズ「スナックJUJU」。2016年に「スナックJUJU」の1号店が東京・国立代々木競技場 第一体育館にオープンし、翌2017年には7大都市に出店。2023年には47都道府県に全国展開するほどの人気を博し、ついに2024年2月17日に東京ドームへの出店が実現した。JUJUのデビュー20周年というおめでたい年ということもあり、「ジュジュ苑スーパーライブ スナックJUJU 東京ドーム店 〜ママがJUJU20周年を盛大にお祝い!! 一夜限りの大人の歌謡祭〜」は「スナックJUJU」の歴史が変わる記念碑的なライブとなった。そのライブの魅力と見どころを、JUJUの「こたえあわせ」などの編曲・プログラミングを手掛けるKOHDさんに聞いた。

今回のライブでも披露された「あゝ無情」の編曲にも携わったKOHDさん

2004年に「光の中へ」でメジャーデビューし、今年20周年を迎えるJUJU。その音楽性は幅広く、世代によって印象も違っているとKOHDさんは分析する。

「ルーツにブラックミュージックがあって、ジャズがあったり、昭和歌謡もあります。本当に幅広くて奥深いものを感じますし、それがJUJUさんの特徴であり、魅力だと思います。僕は平成生まれなので、平成世代にとっては”恋愛ソングの人”という印象が強いのではないかと思います。最初にJUJUさんを知ったのは中学生の頃で、「素直になれたら」(2008年11月26日発売の8thシングル)が僕の地元でもすごくはやっていて、”同世代が聴く恋愛ソングといえばJUJUさん”というイメージが強かったです」

一方、昭和世代のリスナーには”昭和歌謡”のイメージが強いのではないだろうか。

「3年くらい前にJUJUさんの曲作りに携わるようになったのですが、それで”恋愛ソングだけの人じゃない”ということに気付きました。少し前に「マツコの知らない世界」(TBS系)で昭和歌謡をテーマにトークされていましたが、JUJUさんは昭和歌謡がすごく好きで、本当に造詣が深いんです。だからこそ『スナックJUJU』を東京ドームで開催できるほど大きなイベントにすることができたんだと思います」

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昭和歌謡の名曲たちが次々に披露される「スナックJUJU」。今回の東京ドーム公演で初めて「スナックJUJU」を見たKOHDさんが、その空間、雰囲気を振り返る。

「東京ドームの規模感の会場を”スナック”と呼んで開催できるのはJUJUさんくらいじゃないですかね。初めてのジュジュ苑が東京ドームというぜいたくをさせてもらったんですが、ドームですけどスナック感覚がありました。お客さん一人一人と会話しているような雰囲気作りをされていて、会場の大きさや見ている距離とかを忘れるくらいにステージ上のJUJUさんの歌やトークに引き込まれていました。たっぷり3時間くらいあったと思いますが、体感1時間半くらいでしたね(笑)」

JUJUがステージに登場すると「二人でお酒を」(梓みちよ)、「メモリーグラス」(堀江淳)といったお酒にちなんだ曲を立て続けに披露し、観客を”スナック”の世界へと引き込んでいく。

「個人的には、3曲目の『じれったい』(安全地帯)から4曲目の『桃色吐息』(高橋真梨子(※「高」は正しくは「はしご高」))、5曲目の『異邦人』(久保田早紀)までの流れがすごく印象的でした。スナックらしい雰囲気をつくりながらも、しっかりライブとしての演出と世界観がこの3曲でつくられていて、空気が一変しましたね」

ゲストとして鈴木雅之、NOKKO、小田和正が登場する場面は、それぞれがピークタイムだったという。

「どこを切り取っても見どころばかりでしたが、ゲストが登場するところはまた違った雰囲気が感じられました。語弊なく言わせてもらうと、それぞれ”ピークタイム”という感じでした。ゲストが登場されるたびに会場のファンの方のテンションが最高潮に達するのを感じましたね。ゲストアーティストの方々とデュエットをされましたが、デュエットというのもスナックっぽくていいなと思いました。お客さんがママとデュエットするというのは、やっぱりスナックの定番ですから」

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