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『光る君へ』高畑充希がチャーミングな定子として登場 兼家の信念を受け継ぐ予感も

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 詮子の圧のある物言いに、定子は言い返すことも怯えることもなかったが、微笑みをたたえたまま、その場を立ち去る詮子をじっと見る姿にどこか底知れなさも覚える。中関白家の絶頂期の始まりには定子の存在も大いに関係している。家の繁栄のため、あらゆる手を使って政権を掌握しようとしてきた兼家の信念は、長男・道隆だけでなく、その娘・定子にも受け継がれている、そんな気がしてならない。

(文=片山香帆)

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