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ヒロシのソロキャンプ番組、見始めると止められない中毒性のある魅力に迫る!

HOMINIS

2015年頃からブームとなり、一大ムーブメントを巻き起こしたソロキャンプ。携行する荷物が少ない手軽さと、同行者に気兼ねする必要のない気楽さが受け、各種メディアで取り上げられるほか、漫画やアニメ、ドラマなどの題材にもなるなど、趣味の中の大きな一つのジャンルにまで成長している。そんなキャンプブームの先駆け的存在がヒロシだ。

ヒロシは、2015年3月から始めたソロキャンプをするYouTubeチャンネルが話題となり、一躍キャンプブームの立役者に。YouTubeのチャンネル登録者数は113万人を超えており(※2024年3月現在)、押しも押されもせぬ人気チャンネルの一つ。そんな彼が各地のキャンプ場を訪れ、どこまでも自由な”ぼっちキャンプ”の魅力を紹介する番組が「ヒロシのぼっちキャンプ」だ。

同番組は、ソロキャンプをするヒロシに密着しつつ、ヒロシ自らソロキャンプでのこだわりや、自然のどこに魅力を感じているか、キャンプ道具、キャンプ飯の選定方法から料理法、焚き火のコツなどを紹介していくというもの。2018年7月から始まり、現在Season9まで続いている人気シリーズだ。

これほどの人気を博す番組の魅力を分析すると、それはやはりヒロシの”自由”を追求する姿が描かれているからではないだろうか。もちろん、各地のキャンプ場の雰囲気や利便性、環境といった情報や、ヒロシが紹介するソロキャンプのアイテム、”こだわらない”をこだわるキャンプ飯といった見どころが満載なのだが、シリーズを通して、ソロキャンプをしているヒロシは何物にも縛られずはつらつと時間を過ごしている。その姿にこそ、視聴者は引き込まれるのだ。

毎回、東京から目的地を目指して出発し、途中で買い出しをして、目的地に到着。一休みした後、テントを設営し、夕食の準備。その後、ゆっくりと焚き火を眺めて就寝。翌朝、朝食をほおばりキャンプ場を後にするという流れなのだが、最初から最後までヒロシの楽しそうな姿が映し出されている。興奮してはしゃぐような場面も、大騒ぎするのではなく、静かに沸々とわくわく感をかみ締めている様子で、ソロならではの”都会の喧騒から離れて、一人でゆっくりと自然の中に身を置いて、じっくりと過ごす”というコンセプトを感じることができ、観ている側も現地で共に体験しているような感覚を得ることができる。いわばヒロシは一人で気の向くままに好きなようにキャンプを楽しむ姿を見せることで、視聴者のアバター的な役割を務めているのだ。

自由にキャンプを楽しむヒロシ

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(C)BS-TBS

そんな多くの見どころと、見始めると止められない中毒性のある魅力が最も出ているシリーズがSeason2だろう。同シーズンは、2020年10月から2021年3月まで放送されたもので、コロナ禍での外出自粛が解禁されて初めてのシリーズ。Season1から2年の空白を経て制作されたため、ヒロシの”キャンプ欲”が爆発している貴重なシーズンだ。

初回では、2年の空白の間に自分の山を購入するなどキャンプへの情熱が深まりながらも外出自粛を余儀なくされたヒロシが、愛車のバイクに乗って神奈川・西丹沢へ。

ヒロシは「本当に誰とも会わない時があった。1ヵ月くらいね。こうやって気を付けながらだけど、(外に出られるという状況になったことは)良かったよね」としみじみ語り、キャンプができる幸せをかみ締める。

その後、テントを設営するロケーションに妥協しない姿や夏キャンプに特化したテント、好み溢れた選りすぐりのアイテム、焚き火のための火起こしなど、”ぼっちキャンプ”のこだわりを余すところなく紹介していくのだが、その姿はいい意味で”とことん独りよがりでわがまま”。そこには、ソロキャンプのコアな魅力である「誰に気を使うわけでもない」姿がある。視聴者にも媚びず、ただただ自分の好きなように好きなことを行う姿にこそ、彼の本質が見え隠れし、キャンプをする姿を通して(本人にその気はないかもしれないが)視聴者にキャンプを好きになってもらいたいという思いが真っ直ぐに届く上、視聴者のアバター的な役割を大いに果たしてくれる。

誰かに気を使いながら送る毎日から一歩抜け出して、自由に独りよがりにわがままに過ごすヒロシに自身を投影しながらソロキャンプの魅力に浸ってみてはいかがだろうか。

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