◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 3日目(30日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡)◇6564yd(パー72)◇晴れ(観衆3568人)
元賞金女王で6年ぶりにツアー復帰した森田理香子が、来季ツアー出場権をかけたQT挑戦を表明した。「QT(予選会)に出ていればステップアップツアー(下部ツアー)でも出られたので、今年はQTを受けようと思っています」。昨年実績では11月中旬からの1次QT、続く最終QT出場の意思を明かした。
今季は「ツアー5勝以上」(森田は7勝)の資格により最大ツアー8試合の主催者推薦出場が可能で、今大会で3試合を消化。出場可能な残り5試合次第では「ニチレイレディス」(6月14日開幕)後の第1回リランキングで、その後の出場権を手にできるため「夏まで時間があるので試合に出たいな」。本格的な復帰へ意欲的な姿勢を見せた。
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この日は1オーバー69位から出て、2バーディ、1トリプルボギー2ダブルボギー3ボギーの「80」と大きく崩れ、通算9オーバー。3週前の「明治安田レディス」に続く予選落ちに終わった。「高知(明治安田レディス)の時も風は吹いていたけど、久々にすごい風でゴルフができて。スコアはダメだったけど楽しかったです。『帰りたい』と思わなくなりましたね。前は思ったりしたけど、いまは自分のやるべきことを一歩ずつ。一生懸命やろうっていう気持ちの方が強い」と悔しさの中にも充実感を漂わせた。
今季のドライビングディスタンス255.63ydは1位穴井詩の259.06ydに次ぐ2位。34歳になっても衰えない“飛ばし”に手応えがある。また、長期休養の一因となったアプローチの復調も自信につながっている。「感覚がすごく良くなってきて。そこはやっぱり大きい」と話した。