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宝塚歌劇団、パワハラ認め遺族へ謝罪 経営陣、現場活動への「無理解や無配慮」も

J-CASTニュース

宝塚歌劇団の宙組に所属する女性が2023年9月に急死した問題をめぐり、阪急阪神ホールディングスと阪急電鉄、宝塚歌劇団は遺族と合意書を締結した。24年3月28日、阪急阪神ホールディングス(HD)が公式サイトで発表した。

遺族と合意書締結、再発防止に向けた取り組みも

発表では、亡くなった団員に対し「長時間の活動を余儀なくさせ過重な負担を生じさせた」こと、「『職場におけるパワーハラスメント』に該当する様々な行為を行った」ことで大きな心理的負荷を与えたとした。また、「劇団が経営陣の怠慢(現場における活動への無理解や無配慮等)によって長年にわたり劇団員に様々な負担を強いるような運営を続けてきたことがかかる事態を引き起こしたもの」として、劇団の責任と安全配慮義務違反を認めた。遺族へ謝罪したことも報告している。

再発防止に向けた取り組みも公表されており、公演間のインターバルを増やすことや1週間あたりの公演数を減らすことのほか、マネジメントやサポートの強化のための体制やシステムの整備などが掲げられている。

同日行われた会見の冒頭、阪急阪神ホールディングス・阪急電鉄代表取締役社長の嶋田泰夫氏は「亡くなられた劇団員に心より哀悼の意を申し上げますとともに、ご遺族の方に深くお詫びを申し上げます」と陳謝した。

 
   

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