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数奇な運命をたどったイタリア海軍潜水艦 海の男たちの誇りと絆描く 「潜水艦コマンダンテ」公開決定

映画スクエア

 第二次大戦下の実話を元にした映画「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」が、2024年7月5日より劇場公開されることが決まった。

 「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」は、イタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが、沈めた敵国船の乗組員を救助した実話を基に描かれる、海の男たちの誇りと絆を描いた作品。1940年10月、イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは、船籍不明の貨物船を撃沈する。だがそれは、中立国ベルギー船籍の貨物船だった。“イタリア海軍一無謀な少佐”サルヴァトーレ・トーダロ艦長は、貨物船の乗組員たちを救助し、彼らを最寄りの安全な港まで運んでいく決断をくだし、艦を危険にさらすのを覚悟のうえで、無防備状態のままイギリス軍の支配海域を航行することになる。

 イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは、1939年に就役し、第二次大戦ではイタリア、ドイツ、日本と渡り歩く数奇な運命をたどった潜水艦。1943年のイタリア降伏後、日本軍によって捕獲され、「アキラ3号」と仮称。その後ドイツ軍に引き渡されて「UIT24」と名をあらためた。ドイツ降伏後には日本軍に接収され「伊号第五百三潜水艦」として特殊警備潜水艦となり、1945年の日本軍降伏後に連合国に接収され、紀伊水道で海没処分された。日本軍下でも日本側についたイタリア人水兵が乗艦。水兵は戦後も日本に残り、遺族は現在も日本で暮らしている。

 本作では、イタリア海軍全面協力により、実物大の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニを再現。CGではない本物の質感をもたらしている。監督は、本作で2度目のヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出されたエドアルド・デ・アンジェリス。主演のサルヴァトーレ・トーダロ艦長を、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノが演じる。

【作品情報】
潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断
2024年7月5日(金)より、TOHOシネズ日比谷ほか全国公開
配給:彩プロ
©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES

 
   

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