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日本ハム・杉浦稔大 「勝ちパターンで計算してもらえるように」信頼を積み重ねる/待ち遠しかった開幕

週刊ベースボールONLINE


伸びのある直球が復活した今季、大事な場面を任される役割を担いたい

 かつての守護神が、今季は一軍ブルペンをしっかりと守ってくれそうだ。杉浦稔大の存在感が増している。3月2日の阪神とのオープン戦(札幌ドーム)。球速は自己最速タイの159キロを計測した。「今日はスピードが出過ぎかなとは思うけど……」と表示されていた球速表示には苦笑いも、9回に登板して1イニングを3者凡退に抑えた。

 伸びのある直球が復活してきた。「力を抜いてるわけでも、力んだわけでもない。いいフォームで投げられた結果」。自然体で投げれば投げるほど、見た目以上に威力を持つボールとのギャップで打者を差し込めたり、空振りを奪える。そんな特長が復活してきたからこそ「やっぱり勝ちパターンで計算してもらえるように」という言葉にも力がこもる。

 新庄剛志監督は球速よりも、マウンド上での変化に着目した。「やっとしてくれたね、2年間言い続けていたけど。クイックしたり、タイミングを外す」。間合いやフォームに変化を加えながら打者を惑わすテクニックも交えた杉浦の投球に笑顔。「あれで打ち取れるんですよ。ボールも良いしね」と変化を恐れず工夫を凝らして進化した姿を評価した。

 昨季の杉浦は24試合登板もホールドやセーブの記録はゼロ。ビハインドの展開が主な主戦場だった自分の立場は「信頼されるまでには至らないのは感じていました」。2月に32歳となり、肉体面も一から見直して臨む11年目。「大事な場面で名前を挙げてもらえるように信頼を積み重ねたい」。チームとともに自身も巻き返しの1年とする。

写真=BBM
 
   

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