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【全日本】諏訪魔「この空気は誰とでも出せるものじゃない」、鈴木「負けるにおいしかしない」 大田区世界タッグ戦へバカバカコンビ対談

プロレス/格闘技DX

【全日本】諏訪魔「この空気は誰とでも出せるものじゃない」、鈴木「負けるにおいしかしない」 大田区世界タッグ戦へバカバカコンビ対談(C)プロレス/格闘技DX

 3・30大田区大会で斉藤ブラザーズとの世界タッグ王座2度目の防衛戦を控える“バカバカコンビ”諏訪魔&鈴木秀樹が対談。「この空気っていうのは誰とでも出せるものじゃない」と不思議な感覚を抱いている諏訪魔が“バカ発言”を連発すると、鈴木は「負けるにおいしかしない」と不安を口にした。

 昨年暮れの最強タッグで結成されたバカバカコンビ。斉藤ブラザーズの返上もあって、この2月、あれよあれよという間に世界タッグ王者となった。試合中はチームワークがかみ合わず、衝突することも日常茶飯事。それでもなぜか勝利につなげ、タッグの頂点に君臨しているのも七不思議でしかなく、過去に類を観ないタッグチーム像といえる。

 「全日本をバカの時代にする」と宣言したものの、諏訪魔自身は「Evolutionでの諏訪魔は強さを追求する諏訪魔なんで。ここで何を追求してるんだろうな俺は?」と心の片隅に疑問を抱いている。それでも「最近、佐藤光留とかと組んでても、何かね違うんだよね。ヤツと二人で組んでバカでやれるかって言ったら、やれないんだよね。この空気っていうのは誰とでも出せるものじゃないんだよ」ということに気づき、鈴木とのタッグもまんざらではないようだ。

 間違いなく言えるのは二人の行動、発言はすべて本音からくるものであるということ。鈴木が「組んでても、横から見てても、離れて見ててもバカだなと。バカやってんなって」と指摘すると、諏訪魔は「俺、一生懸命やってんだよ。真面目にやってるからね」と反論。「(諏訪魔は)全力で変なことやってて、僕は全力でバカにしてるわけですよ。僕は裏表なくバカって言ってますから。計算して言ってないんですよ。本当に純粋な気持ちでバカだと。よこしまな気持ちないんですよ」と強調した鈴木は「だから、最初の頃より熟成されてますから我々」と妙な手応えをつかんでいる。無の境地ならぬ“バカの境地”に達しつつあるのかもしれない。

 3・30大田区大会では前王者・斉藤ブラザーズを迎え撃つ世界タッグV2戦に臨む。3・9後楽園大会でレイが復帰と挑戦を表明した時、鈴木は「あの時のお客さんの沸きようは凄かったですね。まず人気では完全に負けてますね」と痛感。それでも「でもタッグは僕ら実力は1位じゃないですか。チャンピオンですから全日本ランキング1位」と自負し、ファンの支持を得ている手応えもある。

 だが、諏訪魔の“バカ発言”が鈴木の不安を募らせる。諏訪魔が突然「俺らベルトなんかいらないよ」と言い出し、鈴木は「何言ってんだよ!? バカじゃないのホントに!」と追及。諏訪魔もあわてて「違う違う。俺らベルトを超越してるんだよって言いたかっただけ。ベルト超越してるから、ベルトがついてきた」と否定したものの、鈴木が「じゃあ、これからもついてくるってことですね?」と念押しすると、「ベルトがどっちを選ぶかだよね、今回」となぜか弱気な返答。これには鈴木も「いやあ、負けるにおいしかしない」と不安を口にした。

 「元も子もない話ばかりですね。やれベルト超えてるとか、いらねえとか、返上するの早すぎんだよとか(苦笑) 前向きでも後ろ向きでもない横向きみたいな」と鈴木が困惑するのも無理はない。それでも諏訪魔は「勝つよ。当然だ、当然。当然、勝つよ」と強調。二人の歯車がかみ合うことは永久になさそうだが、ここまで本田竜輝&安齊勇馬、宮原健斗&青柳優馬、芦野祥太郎&黒潮TOKYOジャパンにことごとく勝利してきたのは事実。大田区大会が終わった時、二人の腰に再びベルトが巻かれている可能性は意外と高いのかもしれない。


【諏訪魔&鈴木秀樹インタビュー】

――2・25京都大会で世界タッグを獲って「全日本をバカの時代にする」と宣言しましたが、その手応えはいかがですか?

▼鈴木「言ったのはこの人ですからね。どうなんですか? 手応えは」

▼諏訪魔「手応え?」

▼鈴木「バカにできてる?」

▼諏訪魔「いや、まだまだやることいっぱいあるかな。バカになりきってねえヤツがいっぱいいるな」

▼鈴木「まだ振りきれてないヤツがいる?」

▼諏訪魔「ああ、いるいる」

▼鈴木「誰ですか?」

▼諏訪魔「いいバカと悪いバカがいるんだよ。俺らはいいバカなんだよね。振りきっちゃってる」

▼鈴木「果たして専務が振りきっていいのか?っていう。会社として。 プロレスラーとしてはいいかもしれないですよ。それは笑って面白いし」

▼諏訪魔「俺、気づいた最近。佐藤光留とかと組んでても、何かね違うんだよね」

▼鈴木「Evolutionを否定する?(笑) Evolutionずいぶんやってませんか? 大丈夫ですか? 何か違う?」

▼諏訪魔「ヤツと二人で組んでバカでやれるかって言ったら、やれないんだよね」

▼鈴木「あ、僕と組みたいってこと?」

▼諏訪魔「いやいや。この空気っていうのは誰とでも出せるものじゃないんだよ」

▼鈴木「(笑)」

▼諏訪魔「それ不思議だなと思って(苦笑) なんつうのかな。俺がボけて秀樹がツッコむっていうこの形…」

▼鈴木「あ、ボケてるんですか? 狙ってボケてるんですか?」

▼諏訪魔「いや、狙うとかできない。狙うとスベるんで」

▼鈴木「(笑)一応、そういう認識は…」

▼諏訪魔「ある。狙っちゃダメ。Evolutionでの諏訪魔は強さを追求する諏訪魔なんで」

▼鈴木「こっちも追求してよ。強さ追求してよ!」

▼諏訪魔「ここで何を追求してるんだろうな俺は?っていうね」

▼鈴木「なるほど。ちょっと違う感じがしたと。久しぶりに純粋なEvolutionですもんね」

▼諏訪魔「あれ? これバカじゃないんじゃない? これいいの?っていう(苦笑)」

▼鈴木「知らねえよ(笑)」

▼諏訪魔「って自分で勝手に思ってただけ」

▼鈴木「疑問に思った?」

▼諏訪魔「思った」

――諏訪魔選手にとってバカバカコンビの居心地がいいのかもしれないですね。

▼鈴木「これで居心地よかったら、とんでもないドMか、とんでもないドSのどっちかですよ」

▼諏訪魔「まぁ、話題になればね」

▼鈴木「だそうです」

▼諏訪魔「面白ぇなとは思います」

――いまだに二人が仲がいいんだか悪いんだかわからないところがありますが?

▼鈴木「いや、もう同棲してるみたいなもんですから」

▼諏訪魔「そういって俺、罵られてるからね」

▼鈴木「同棲してる」

――本音で相手に対する個人的な思いというのは?

▼鈴木「いや、バカだなって(笑) 個人的に思うのはバカだなって」

――パートナーとして頼もしい部分はないですか?

▼鈴木「バカだなと思います。組んでても、横から見てても、離れて見ててもバカだなと。バカやってんなって」

▼諏訪魔「俺、一生懸命やってんだよ。真面目にやってるからね」

▼鈴木「真剣なバカってことですね。我々、全力ですからね」

▼諏訪魔「ホントそうですよ」

▼鈴木「全力で変なことやってて、僕は全力でバカにしてるわけですよ。これ前も言ったことあるかもしれないですけど、僕は裏表なくバカって言ってますから。計算して言ってないんですよ。さっきの諏訪魔さんじゃないけど。何かを得たいから、じゃあ、この人をバカって言おうとか、そういうこと考えてないです。本当に純粋な気持ちでバカだ!と。よこしまな気持ちないんですよ。だから最初の頃より熟成されてますから我々。勝手にこっちが熟成したんですけど。熟成されなくていいのに、こっちが勝手に仕込み続けてる。しかも狙って仕込んだわけじゃないですからね。たまたま。偶然、偶然(笑)」

――お互い真剣に思っていることをぶつけ合っているからこそ、かみ合っていなくても成り立ってチャンピオンになった面はあるかもしれませんね。

▼鈴木「真剣に思ってるって言ってる姿がちょっと恥ずかしい面はありますよね?」

▼諏訪魔「真面目にやってますよ。ホントに」

▼鈴木「真面目にやっていらっしゃる?」

▼諏訪魔「やってるよ」

▼鈴木「何であんなに当てる(誤爆する)んですかね?」

▼諏訪魔「しょうがないね」

▼鈴木「あんな間髪入れずにラリアット食らうなんて」

▼諏訪魔「止まらない」

▼鈴木「止まれよ」

――諏訪魔選手から見て鈴木選手に思うことは?

▼諏訪魔「いやあ、怒らせてばっかだよね。ここまで人のことを怒るなんてね。それをバカっていう言葉使ってくるんだけどさ」

▼鈴木「世界共通ですからね」

▼諏訪魔「大変だと思うよ。鈴木秀樹の横にいる人間っていうのは常に大変なんだなって思うよ」

▼鈴木「佐藤光留さんも大変なんですかね?」

▼諏訪魔「でも、あいつ違うんだよね、何か」

▼鈴木「今日、ずっと言ってますよね? あいつは違うって。何が違うんですか? だってEvolutionも10年ぐらい経つんじゃないですか? 毎回じゃないけど組むじゃないですか。何か違う?」

▼諏訪魔「何だろうね。変わったな歯車が何か」

▼鈴木「あぁ、光留さんが変わったんじゃなくて?」

▼諏訪魔「俺らの関係性、佐藤光留と俺との関係性が変化してきてる」

▼鈴木「また抜けるとか始まるんじゃないですか? 何回もありましたよね?」

▼諏訪魔「ホントにそういう変化を感じますよ。何か起きるかもしれない」

▼鈴木「脱退しますか? 脱退したら僕がEvolutionに(笑)」

▼諏訪魔「もうね、すぐ脱退しちゃうからね。出戻り集団だからね」

▼鈴木「歯車が違っても続くから凄いじゃないですか」

▼諏訪魔「そうなんだけど。何なんだろうな」

▼鈴木「こっち最初から歯車じゃないですからね。我々はお互い関係ないとこ回ってますから」

――3・30大田区大会で斉藤ブラザーズとのV2戦を控えていますが?

▼鈴木「(3・9)後楽園ホールに来たじゃないですか。あの時、ブードゥー・マーダーズのTARUさんが斉藤レイの復帰発表みたいな形になったじゃないですか。あの時のお客さんの沸きようは凄かったですね。まず人気では完全に負けてますね、我々ね」

▼諏訪魔「うん、そうだね」

▼鈴木「認めるなよ。否定しなさいよ」

▼諏訪魔「悔しいね」

▼鈴木「でもタッグは僕ら実力は1位じゃないですか。チャンピオンですから全日本ランキング1位ということで。人気のある斉藤ブラザーズと今タッグの実力のある我々。これ一番いいシチュエーションだからメインイベントでやりたかったんですけどね。何か毎回(メイン後に)ざわつく感じもよくないだろうし、我々がメインをやった方がふさわしいんじゃないかなと思いますけどね」

――バカで締めてハッピーエンドで終わると?

▼鈴木「我々だけがハッピーかもしれないけど(苦笑) そうか、そしたらざわつくのか。ダメですね(苦笑) でも今のとこそうなってないですからね我々は。お客さんが失笑してる場面はありますけど。困惑はしてないです。失笑はしてる。と私は思いますけど」

▼諏訪魔「うん。まさにその通り。時代つかんじゃったかもしれないね」

▼鈴木「つかんでいいのか?(笑) 混乱してるから我々の出番があったと」

――斉藤ブラザーズは返上しての前王者ですから、お二人にとって倒すべき存在では?

▼諏訪魔「会見でも言ったんだけど、返上する必要なかったんじゃないの? バカだよね。だってバカでしょ。ちゃんと医者の診断を受ければ…」

▼鈴木「だから、あわてちゃったんでしょ。真面目だったんでしょ。あ、やばい、返上って言っちゃったけど、医者に行ったらそこまでじゃなかったっていう」

▼諏訪魔「根底からバカだなって思うんだよ。返さなくてよかったじゃん」

▼鈴木「でも、それがなかったら我々2月の3連戦、あそこでガッとお客さんの支持を得られなかったかもしれない。支持得てあれですから後楽園。結構、俺、京都で手応えつかんだんですよ。俺と諏訪魔さん、意外とキテるなと思って、イケメン&芦野とやって勝って、キタって思って、さっき言った発表した瞬間にもう一気に抜かれる。なかったらもっと悲惨なことですよ」

▼諏訪魔「俺らベルトなんかいらないよ」

▼鈴木「何言ってんだよ!? バカじゃないのホントに!」

▼諏訪魔「違う違う。俺らベルトを超越してるんだよって言いたかっただけ」

▼鈴木「あぁ、言い方が悪かった。バカな言い方しちゃったと。ベルトいらないんだよねみたいに言われたら(苦笑)」

▼諏訪魔「ベルト超越してるから、ベルトがついてきた」

▼鈴木「じゃあ、これからもついてくるってことですね?」

▼諏訪魔「ベルトがどっちを選ぶかだよね、今回」

▼鈴木「いや、こっち選ぶでしょ(苦笑) ベルトがこっちを選ぶわけでしょ? 何だ? その弱気な感じは!」

▼諏訪魔「勝つよ。当然だ、当然。当然、勝つよ」

▼鈴木「いやあ、負けるにおいしかしない」

▼諏訪魔「まだムラがあるからね」

▼鈴木「(笑)これムラがなくなったらどうなるんですか?」

▼諏訪魔「いや、面白くないよ」

▼鈴木「荒れたものがいいわけじゃないですか?」

▼諏訪魔「そうだよ」

▼鈴木「ナックルしか投げない。メジャーでピッチャーいましたよね。(ティム・)ウェイクフィールドってナックルボーラーが」

――そのうえで結果を出していくのがこの二人の真骨頂かもしれないですね。

▼鈴木「無理難題でしょうね(苦笑) ナックルボールしか投げないのに全部ストライク入れろみたいな。入るわけないですよ。だから大田区ではちゃんと全球ストライク入れて。ちょっとは真面目にやってもいいんじゃないですか?」

▼諏訪魔「真面目にやってるって!」

▼鈴木「じゃあ真面目にやらないでくださいよ。逆に」

▼諏訪魔「え?」

▼鈴木「真面目にやったら球が荒れるわけじゃないですか。(ドカベンの)岩鬼理論ですよ。眼鏡かければまっすぐ打てると」

▼諏訪魔「ホームランか三振かぐらいの感覚でやってるからね」

▼鈴木「ホームランと三振だったらいいですけどね。乱闘みたいなのも入ってきますからね。危険球とかね(苦笑)」

――見る側からすると、その何が起きるかわからないのが面白いというのはありますね。

▼鈴木「そう思ってもらえればいいですけどね。我々は中継ぎじゃないぞと。(斉藤ブラザーズは)返上、一回降板したんだから戻ってきちゃダメですよね。あ、でも大谷ルールがあるのか。一回ピッチャー外れて内野手かなんかで出たら、また戻ってこれる」

▼諏訪魔「ああ、あるね」

▼鈴木「メジャーのルール変わったんですよね。大谷ルール適用するなって」

▼諏訪魔「だから返さなかったらよかったんだよ」

▼鈴木「元も子もない話ばかりですね。やれベルト超えてるとか、いらねえとか、返上するの早すぎんだよとか(苦笑) 前向きでも後ろ向きでもない横向きみたいな。俺たち防衛して、その先はどうしますか?」

▼諏訪魔「チャンピオン・カーニバルがあるからね」

▼鈴木「防衛して、チャンピオン・カーニバルをダブルエントリーにしましょうよ。我々同じグループでしょ?」

▼諏訪魔「もう1個?」

▼鈴木「違う違う。二人で一人」

▼諏訪魔「どういうこと? 二人で一人って。試合数が減るってこと?」

▼鈴木「だから二人で一人。二人がかりでいけるんですよ毎試合」

▼諏訪魔「楽じゃん」

▼鈴木「そうですよ。2対1でもいいって話を全日本プロレスの会場の中でチラっと聞いたことあるんですね。俺たちも2対1でいいんじゃないかなと。チャンピオンじゃないですか。2対1でエントリー。二人でエントリー。絶対勝てるでしょ? これは全勝できるでしょ」

▼諏訪魔「いい年して大人げないけどね」

▼鈴木「いやいや、勝てば官軍ですから。勝った者が正義と。ダブルエントリー…何ていうんですかね?」

▼諏訪魔「ニコイチ?」

▼鈴木「ニコイチエントリー? 二人でエントリーするぞと。だから俺たちのグループの他のヤツらは常に2対1の戦いになると」

▼諏訪魔「試合は二人で出るわけでしょ。俺たちだけ最強タッグ出てるみたいになるじゃない。間違えちゃったみたいな(苦笑)」

 
   

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