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花粉症対策にオリーブオイルと青魚が良い理由とは? 医師によるオリジナル健康レシピも公開

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駒澤大学の目の前にあるオリーヴァ内科クリニック。そのクリニックで院長を務める横山淳一先生は、40年以上にわたって糖尿病をはじめとした代謝性疾患・内分泌疾患を中心に向き合って診察を行ってきた。横山先生によると、花粉症対策にオリーブオイルとイワシやサバといった青魚の摂取が有効なんだとか。なぜオリーブオイルと青魚が花粉症対策になるのかを聞くため、横山先生にインタビューを行った。

食材と調理油の「脂肪酸」に注目!花粉症対策にオリーブオイルと青魚が良い理由

――花粉症が起こるメカニズムやアレルギー反応について教えてください。

花粉症は花粉が抗原となって抗体が作り出されて、その抗原抗体反応が過剰に起るアレルギーと呼ばれる現象です。このアレルギー反応は腫れや炎症を引き起こし、鼻汁、鼻閉、結膜炎、さらに重症になれば気管支ぜんそくの誘因にもなっていきます。

――花粉症対策において、摂る油に気をつけた方が良い理由はなんですか?

油で花粉症が良くなるってことはないんですよね。ですから、花粉症の症状を緩和するとか、 そういうことに重点が置かれますよね。脂肪があるものを食べると、体の脂肪がつくと思われることがありますがそうじゃないんですよ。細胞膜の成分になるのがかなり多いわけですね。

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人間の体は油を摂っても、それを分解して、 体のいろんな構成成分に使われます。細胞膜と細胞ってすごい数あるわけですね。その膜は脂肪酸でできているわけです。ですから、どういう脂肪を取るかによって、その人の体質が変わっていきます。

――どういう油を摂るかが重要なんですね。

そうですね。例えば、動物性脂肪をたくさん摂ると細胞の膜は飽和脂肪酸リッチになります。脳の細胞膜もその脂肪酸でできています。その脂肪酸をEPA(エイコサペンタエン酸)リッチとかDHA(ドコサヘキサエン酸)リッチにすると、 脳の細胞の機能がかなり良い状態に保たれるというデータがありますよね。

――オリーブオイルと花粉症の関係もやっぱりそうですか?多価不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)の「オメガ6」と「オメガ3」の違いなども教えてください。

種からできるナタネ油やゴマ油などは、必須脂肪酸「オメガ6」で、要するにリノール酸系列が多いんです。 よく使われているサラダ油はナタネ油とダイズ油が配合されているためリノール酸リッチですね。そういう油ばかり使っていると、オメガ6系脂肪酸が増えるんですよね。昔は青魚をよく食べたけど、最近、魚はあまり食べないのでオメガ3系脂肪酸が少ないんですね。そうすると、オメガ3に対してオメガ6比がすごく多くなる。それにより代謝での不都合が生じ、アレルギー反応が先鋭化することになるんですね。

――花粉症対策におけるオリーブオイルの良いところは?

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