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台東区|特別展 生誕180年記念「呉昌碩の世界-その魅力と受容-」

いろはめぐり

こんにちは、とくらです。今回は、東京国立博物館と台東区立書道博物館の連携企画をご紹介します!
突然ですが、皆さんは「書道」についてどのくらい知見を深めているでしょうか。
皆さんが義務教育で教育を受けてきた、「習字」は、実は「書道」とは大きな違いがあるのです。
一見、習字も書道も、墨汁と筆を使って字を書くだけで違いはないように感じますよね。二つの違いを明らかにしつつ、一緒に知見を深めていきましょう!

清朝の文人「呉昌碩」とは?

皆さん、「呉昌碩(ごしょうせき)」はご存じでしょうか?聞き覚えがない方もたくさんいらっしゃることかと思います。呉昌碩は、清の時代の末期から中華民国の初期にかけて、詩・書・画・印に妙腕をふるったとされている清朝の掉尾を飾る文人として知られている人物です。日本の文化人や芸術家との交流が深かった人物で、日本に現存している呉昌碩の作品や手紙などから、その一端を窺うことができます。
呉昌碩は安吉の知識人の家系に生まれました。太平天国の乱により、苦難の生活を強いられたものの、学問への志を絶やさず、活動していきました。後に、上海芸術界の中心人物となり、日本にも多大な影響を与えたとされています。
2024年は、呉昌碩の生誕180年記念事業として、台東区立朝倉彫塑館、兵庫県立美術館と時期を合わせて「呉昌碩の世界」を展示により伝えることになっており、さらに、ふくやま書道美術館においても、呉昌碩をテーマとした展示を行います。
呉昌碩の魅力について、さらに知見を深めていきましょう。呉昌碩は生前、幾度か展覧会が開かれ、没後においても、日本・中国はもとより香港、台湾でも数えきれないほど愛好者の支持をいけて開催されてきました。
出版においても、呉昌碩は中国・日本で膨大な冊数を出版しており、呉昌碩の芸術を余すことなく伝えてきたその歴史から、私たちがそれを豊富に目にすることができることが幸福と言えるでしょう。
呉昌碩は生涯を通して、どのくらい作品を残してきたのでしょうか。1万点は優に越すと考えられています。これに詩を合わせると、まさに超人的と言わざるを得ませんね。
今世紀最大の文人として語り継がれる所以でしょう。

習字と書道の違い

ところで皆さん、習字と書道の違いはなんなのか分かりますか?習字と書道の大きな違いは、言葉の定義にあります。習字は「字を習う」ことを指し、字の正しい書き順や美しい字の書き方を習います。それに対して書道は、字を通した自己表現が最大の目的です。つまり、文字が生み出す「美しさ」の追求こそが、書道の定義であり目的なのです。
習字は、一般に小中学校が対象となり、科目は国語科。漢字学習と文字の書き方を習います。習字は学習としての意味合いが強く、バランス良く字を書けるようになることが目的とされています。
また一般に、毛筆の利用が想像されますが、筆を使った学習のことだけを習字とは言いません。字を正しく書くための学習なので、道具は限定されていないのです。かなり実用的ですね。
それに対し、書道は、主な対象者が限定されていません。当たり前のことですが、字を利用して自己表現をしたいと思うならば、誰でも作品を作れるのです。
学生科目で言うならば、書道は美術に該当しますね。紙と筆を利用して自分の芸術センスを表現することが目的で、絵画や陶芸と同じようなカテゴリーと言えます。筆の使い方、字のバランス等、書道教室では習うことになりますが、最終的には、自分自身の個性を活かし作品を作り上げていくと言うのが書道の目標なのです。
書道は、令和5年12月に開催された文化審議会無形文化遺産部会において、令和5年度のユネスコ無形文化遺産への新規提案候補として、書道が選定されたことが文化庁から発表されました。つまり、書道にはそれだけの歴史的価値があるということです。

まとめ

今回は、呉昌碩と書道について詳しくご紹介しました。
筆者も日本人の一人として、呉昌碩が後世に残した作品を、知見を深めた上で見にいきたいと思います!
今後、書道がユネスコ無形文化遺産として登録され、更なる発展を遂げることを願っています。古代文学の研究にその生涯を捧げ、晩年まで臨書し続けた「石鼓文」など、古拙な味わいを内包した呉昌碩の作風は人々を魅了し続けました。
太平天国の乱で、苦しい生活が続いた中でも、学問への志を絶やすことなく、他国に対しても多大な影響を与える文人に成り上がった背景もあり、作品にどのような想いが込められているのか、考えながら見てみるのもまた一つの楽しみ方ではないでしょうか!
その呉昌碩の世界を存分に味わえるのは、2月14日〜3月17日までとなっています。
ぜひ足を運んでみてください!

 
   

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