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saji、3rdデジタルフルアルバム「カルト」全曲レビュー!楽しさと希望に満ちた決意表明の1枚

KING RECORDS TODAY

キャッチーなメロディと歌詞を軸に、自由な音を奏で続ける3ピースロックバンド・saji。2023年は3枚のデジタルシングルのリリースに加え、アニメタイアップ作品を中心としたセットリストで挑んだ東名阪ライブツアー「saji one man tour 2023~saji式日進月歩~」を開催するなど、精力的に活動していた彼ら。そんなsajiの2024年初リリースとなる1年8か月ぶりの3rdフルアルバム「カルト」が2月28日(水)に配信限定で発売された。

今回のアルバムタイトル「カルト」は、地図を意味するフランス語の“carte“に由来し、熱狂・崇拝を表す英語の“cult”の意味も内包されている。発見と感動をテーマに掲げた2ndフルアルバム「ユーリカ」から、宝の地図を広げ新たな地平へと歩みを進める3rdフルアルバム「カルト」に至る流れはとても自然であり、だからこそ必然だったのだろう。

ここからはポジティブな楽曲から心に沁みるバラードまで、バラエティ豊かな全10曲のレビューをお届けする。彼らの新たな冒険の始まりを一緒に見ていこう。

M1「感脳性リベレーション」
https://www.youtube.com/embed/C3TKTRtalhg?si=LCym23N3Es_S3WHi
ヤマザキヨシミツ(Ba)による重厚感のあるベースラインと、ユタニシンヤ(Gt)の奏でるグルーヴィーなギターフレーズに、ヨシダタクミ(Vo&Gt)のエモーショナルな歌声が混ざり合った一曲は、未来を切り拓く強い意志が伝わってくる、アルバムの幕開けに相応しいキラーチューンだ。爽やかなピアノの音色からガラッと変化するイントロも、「sajiの世界観へ没入させる」というアルバム1曲目の役割を十分に果たしている。この曲はTVアニメ『ラグナクリムゾン』の2nd OPテーマとして制作された楽曲でもあり、運命に抗う主人公を鼓舞するような熱さと疾走感が印象的。特に焚き付けるようにラウドに叫ぶサビのパートは、ボーカルだけでなく楽器全体の熱量も1段階上昇したかのように苛烈だ。

M2「並いる敵蹴散らし侍」
ユーモアあふれる曲名からコミカルな曲を想像した人もいるかもしれないが、蓋を開けてみれば猪突猛進・勇猛果敢という言葉がよく似合う、「感脳性リベレーション」とは違った熱さを感じられるラウドロックナンバーとなっている。この曲はとにかくギターが縦横無尽に動き回っており、そんなギターを全速力で支えるテクニカルなドラムビートも聴き応え十分。テンポ早めにまくし立てるAメロの展開や、オーディエンスからのコールを想定したサビのコーラスワークなど、いたるところにテンションぶち上げ要素が満載だ。

M3「Magic Writer」
https://www.youtube.com/embed/ugDqKLzIEbw?si=Km4DZUUGQCuMCGI5
ひとつ前の曲から一転して爽やかな曲調となったsajiからのエールソング。ブラスライクな音色を押し出したスウィング感と疾走感のある2ビートによって、落ち込んでいる人の顔が上がるような明るさや楽しさにあふれた曲へと仕上がっている。本曲をOPテーマに起用したTVアニメ『とあるおっさんのVRMMO活動記』の主人公が38歳のおじさんということもあり、歌詞には“子供の頃の夢を忘れた大人たち”を勇気づけるような対象年齢が高めの層を目がけた言葉も数多い。特に自虐的にも感じられる2番のパートは、現実を知って守りに入ってしまった大人たちほどグサリと刺さるが、だからこそラストにかけて紡がれる応援の言葉に心を掴まれるのだろう。

M4「エチカ」
夢を諦めた人たちへ贈るsajiからのエールソング第2弾。「Magic Writer」とアニメ主題歌の椅子を最後まで争ったという経緯もあり、楽曲のテーマや歌詞に登場する言葉、エールを贈る対象年齢の高さなど「Magic Writer」との共通点が多くみられる[実は「Magic Writer」とともにアニメサイドにプレゼンして選ばれなかった方の楽曲でした。なので共通点が多くなっております。…という説明を加えた言い回しにして頂くことは可能でしょうか?]一方で、スウィング感を重視した「Magic Writer」と比べると、「エチカ」はバンドサウンドをより前面に押し出したアレンジとなっている。自由に駆け回るギターサウンドや、所々で聴こえるシンセやピアノのキラキラした音は、子供の頃に描いた地図を片手に、再度夢を追いかける姿を明るく前向きに表すのにぴったりだ。

M5「月とワルツ」
ここまでの楽曲からガラッと雰囲気を変えた、夜空に浮かぶ綺麗な月の景色が目に浮かぶ8分の6拍子のワルツ風の楽曲。ミディアムテンポなロックバラードに、優しくも切なげなヨシダタクミの歌声とポンポンと跳ねるようなポップな音が組み合わさり、心地良さすら感じる幻想的な一曲へと仕上がっている。一方で、狭い鳥籠の中で自由を夢見ながらも踏み出すことができない人を主軸に据えた歌詞は、未来への希望や意志を明確に描写したここまでの4曲とは一線を画しており、最終的に“おとぎ話の魔法”で救いが与えられたのか、それとも魔法によって残酷な世界から目を逸らしているのかは聴く人によって解釈が分かれることだろう。

M6「スターチス」
https://www.youtube.com/embed/aepwfotvFWU?si=DVcjhS6JuMtqc3zq
sajiの真骨頂はバラードである——。「スターチス」はその考えを再認識させてくれる、自然と涙がこぼれるような感動必至の名曲であり、愛情・哀情・寂寥・希望といった様々な感情が織り交ざった歌声と、琴線に触れるような美しいメロディが特徴的な一曲だ。特にDメロから転調して一気に視界が開けるラスサビのカタルシスは素晴らしく、ピアノやストリングスの壮大な音色も聴く人の感情を的確に揺さぶってくる。この曲はTVアニメ『Helck』の第1クール EDテーマ[公式からの表記で第1クールとエンディングテーマの間に半角スペースを入れて欲しいとのことでしたので入れさせて頂きました。]として書き下ろされた楽曲でもあり、アニメファンからも作品に寄り添った楽曲であると絶賛を受けている。

M7「フラッシュバック」
https://www.youtube.com/embed/paVrEQa63Lk?si=oQ_XXqt8jV6bvlzB
流れるように激しく奏でられるピアノの音色、3フレーズに及ぶ怒涛のドラムソロ、同じフレーズを繰り返すキャッチーなサビのラストなど、最初から最後まで聴く人を一刻も飽きさせないドラマチックな1曲である。和な雰囲気のTVアニメ『AYAKA -あやか-』のEDテーマとなっていたこともあり、「玉響(たまゆら)」「譎詐(けっさい)」「愛染(あいぜん)」といった古風な単語も良いアクセントになっている。これだけ分厚い音作りで、かつピアノの跳ねが激しい曲の場合、ボーカルはそれらを上回るぐらいの力強さを出し続けていないと歌声が埋もれてしまうものだが、そこはさすが百戦錬磨のヨシダタクミ。特にラストの「来世 来世 来世 その手」の叫ぶようなロングトーンは、聴く人の魂を揺さぶるほどにとにかく熱い。

M8「EVERY DANCE SING」
4つ打ちのダンスビートを下地にした、いわゆる“踊れるロックナンバー”。ジャキジャキとしたギターの音色、エフェクト多めのトラック、古風な言い回しの難解な日本語詞とノリとテンションを重視し同じ言葉をひたすら繰り返す英詞の融合、Aメロ・Bメロ・サビのような基本構成に縛られない自由な展開など、フルサイズ2分28秒という短い時間ながら特徴的な要素が目白押しだ。ダンサブルな楽曲はこれまでもあったものの、ここまで全身を委ねるような陶酔感あふれる雰囲気の曲は珍しく、彼らの新境地を開拓したと言ってもいいだろう。後半部分の「Now Everybody, Every dance sing」と連呼する裏で気ままに挿入されるフェイクも聴き応え満点である。

M9「Live in Peace」
辛い境遇に置かれたすべての人に手を差し伸べる、sajiの優しさが沁みるグッドメロディな一曲。靄の中から光が差すような間奏のギターフレーズが特に印象的だ。この楽曲を語るにあたって、昨今の我々の社会的な状況を無視することはできない。コロナ禍で音楽活動自体ができなかった時期を経て、現在の彼らは精力的に楽曲制作やライブを行っている。だからこそ「沢山の声が僕の背中を押してくれた 希望の欠片をみんなで夢にしたんだ」という歌詞は実感を伴って聴こえ、「明日には必ず晴れると信じて」といった前向きな言葉にも説得力が生まれてくるのだろう。

M10「Circle」
1stフルアルバム「populars popless」のラスト曲「明日の空へ -Album ver.-」では親子の愛情を、2ndフルアルバム「ユーリカ」のM10「ゆりかご」では孫から祖母への想いを歌っており、今回のアルバムでも“近しい人への愛情”を歌う流れは踏襲されている。珠玉のバラードである「Circle」のテーマは親から子供へ贈る無限の愛情。聴く人の感情を揺さぶるようなヨシダタクミの歌声がただただ素晴らしく、子を想う親の純粋な願いが凝縮された歌詞も相まって涙腺が緩む人も多いはずだ。また、3ピースロックバンドであるにもかかわらず、1番のBメロまで楽器はピアノのみという大胆な構成を敢行した点も注目すべきポイント。その後ドラムとギターを加えて音数を増やしていく王道なアレンジも、聴く人のテンションを否応なく盛り上げてくれる。

改めて全曲を振り返ってみると、今回のアルバムは希望あふれる楽曲ばかりの構成となっている。それはこれまでの彼らの旅路が充実感に満ちていたことの証左でもあり、これからの彼らの未来が明るいものになると宣言しているとも言えるだろう。sajiのファンはもちろん、今まで彼らを知らなかった人たちも惹き付ける魅力がこのアルバムには詰まっている。

また、2ndアルバムの発売時からライブでの声出しが解禁された影響もあってか、「並いる敵蹴散らし侍」や「EVERY DANCE SING」など、オーディエンスの反応を期待するような楽曲も増えてきた印象を受ける。2024年6月にはアルバムを引っ提げたワンマンツアー「saji one man tour 2024『Re:』」の開催も決定しているほか、5月11日・12日には、Kアリーナ横浜で行われる「KING SUPER LIVE 2024」にも出演予定。観客との距離が近いライブハウスでも、2万人規模のアリーナ会場でも、様々な場面で3人の勇姿をしっかりと見届けてもらいたい。

Information



3rd Digital Full Album『カルト』
配信日:2024. 2.28
ダウンロード・サブスクリプション:https://saji.lnk.to/carte


収録曲:
01. 感脳性リベレーション
(TV アニメ『ラグナクリムゾン』2nd オープニングテーマ)
02. 並いる敵蹴散らし侍
03. Magic Writer
(TV アニメ『とあるおっさんのVRMMO 活動記』オープニングテーマ)
04. エチカ
05. 月とワルツ
06. スターチス
(TV アニメ『Helck』第1クール エンディングテーマ)
07. フラッシュバック
(TV アニメ『AYAKA – あやか-』エンディングテーマ)
08. EVERY DANCE SING
09. Live in Peace
10. Circle



saji one man tour 2024『Re:』
6月13日(木)【愛知】名古屋 CLUB UPSET
[OPEN]18:30 [START]19:00

6月18日(火)【東京】新代田FEVER
[OPEN]18:30 [START]19:00

6月28日(金)【北海道】札幌BESSIE HALL
[OPEN]18:30 [START]19:00

7月19日(金)【大阪】阿倍野ROCKTOWN
[OPEN]18:30 [START]19:00

チケット料金:¥5,600(税込)/ オールスタンディング
※整理番号付き
※入場時ドリンク代別途必要
※6歳以上チケット必要、6歳未満入場不可
※お一人様4枚まで

【オフィシャル最速先行】
受付期間:2024年2月26日(月)21:00〜3月17日(日)23:59
申し込みURL:https://eplus.jp/saji/