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「性的に見える女性の表現」は本当に女性の権利を侵害するものなのか? 『表現者・ファンと炎上社会―女性と性表現2―』開催へ

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 女性表現者の自由研究会による「性的に見える女性の表現」についてのオンラインシンポジウム『表現者・ファンと炎上社会―女性と性表現2―』が、2024年3月16日(土)、3月23日(土)の2日間に渡り、オンラインにて開催される。弁護士の亀石倫子氏、メディア論の山口浩氏、ドラァグクイーンのマーガレット氏、タレントの茜さや氏、認知科学研究の松浦李恵氏、イラストレーターでイラストの講師でもあるYANAMi氏、メディア研究・情報学者の中川譲氏が登壇する。

参考:映画監督・松井久子が語る、“高齢者の性愛”を小説で描いた理由 「幾つになっても自分らしく生きたほうがいい」

 近年、インターネットではさまざまな表現が炎上している。特に、「性的に見える女性の表現」は、フェミニズムやジェンダー平等、SDGs、ポリティカル・コレクトネスなどの観点から批判、炎上することが多い。フェミニズムやジェンダースタディーズは一枚岩ではなく、かつては性表現を肯定する動きもあったが、近年では「自主規制」や「配慮」を求める動きのほうが活発である。男女共同参画は「メディア」「教育」の取り組みとして、国連女性機関(UNWomen)が進める国際的な共同イニシアティブ「Unstereotype Alliance」と連携し、「ステレオタイプな表現」の批判や啓蒙を行っている。表現の炎上は企業の株価や自治体のイメージにも影響を与えるようになり、「性的に見える女性の表現」は、ビジネスや社会的信用を脅かすリスクとみなされうるようになった。

 しかし、女性表象にある種の「上品さ」が求められることが女性の権利向上に繋がるという根拠はなく、「胸が大きい」「性的だ」という理由で炎上したり、最悪仕事を奪われるような女性の表現者も出てきている。女性表現者の自由研究会は、こうした社会状況を憂慮し、「性的に見える女性の表現」は本当に女性の権利を侵害するものなのか、立ち止まり、女性の権利や文化、表現の問題として考えるため、本シンポジウムを開催することを決定した。

 3月16日(土)は「公共編」、3月23日(土)は「現場編」として、女性と性表現の問題をより網羅的かつ俯瞰的に捉える多彩なゲストが登壇する。

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■イベント情報
オンラインシンポジウム【表現者・ファンと炎上社会―女性と性表現2―】
【公共編】

日時:3/16(土)17:00-20:00
内容:弁護士の亀石倫子氏に「性表現における差別と法の問題」を、メディア論の山口浩氏に「現在の広告におけるジェンダー問題」を、ドラァグクイーンのマーガレット氏には「日本におけるドラァグクイーン、女装の歴史」に関してのご発表を頂き、質疑応答とディスカッションの時間を設けます。

【現場編】

日時:3/23(土)17:00-20:00
内容:タレントの茜さや氏に「グラビア表紙は女性差別なのか?若手アイドルのより良い表現現場のために」をテーマに、認知科学研究の松浦李恵氏に「自己表現としてのコスプレ」をテーマに、イラストレーターでイラストの講師でもあるYANAMi氏には「イラストにおける男女の描き分けは差別なのか、未成年の表現者と表現」をテーマに、メディア研究・情報学者の中川譲氏には「キャラクターは何故愛憎を集めるのか」に関してのご発表を頂き、質疑応答とディスカッションの時間を設けます。

シンポジウム企画主催:女性表現者の自由研究会
共催:AFEE(エンターテインメント表現の自由の会)女性支部、千住コンテンツ会、コンテンツ文化研究会

※発表内容はそれぞれ現時点でのもので変更される可能性があります。

 
   

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