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【京都牝馬S回顧】名繁殖ソーマジックの仔ソーダズリングが差し切り 武豊騎手は38年連続重賞V

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武豊騎手、38年連続重賞V

2024年京都牝馬ステークスは2番人気ソーダズリングが優勝。騎乗した武豊騎手はデビュー年から38年連続での重賞勝利となった。レジェンド・武豊騎手は勝利インタビューで「あと20年くらい続けたい」と笑ってみせたが、単なるジョークとも思わせないのがスゴいところ。この勝利が本年15勝目。年間100勝を超えるペースで快調に勝ち星を積み重ねている。脱帽だ。

レースは外枠からモズメイメイが行き、プレサージュリフトが2番手。ソーダズリングは好スタートを決めて馬なりで中団追走、ナムラクレアは後方待機、メイケイエールは出遅れから例によって引っかかり気味に外を上がっていった。

前半3F34.5秒は同条件で開催された16~20年との比較で最速のペースであり、次区間も11.3と緩まず。連続開催最終週の外が伸びる馬場でこうなると、先行して残すのは至難の業だ。

その結果、直線に向くと好位で運んだプレサージュリフトやモズゴールドバレルがことごとく伸びを欠いた。そこへ外から手応え十分にソーダズリングが進出開始、残り150m付近で先頭に立つと、内外大きく広がった追い比べをクビ差制した。2着ナムラクレア、3着コムストックロードまで上位は外差し勢が占め、勝ち時計は1:20.3だった。

ソーダズリングの母は08年の桜花賞3着馬ソーマジック。その産駒は9頭いずれも社台レースホースの所属馬としてJRAでデビューし、うち8頭が勝ち上がった。既に愛知杯勝ち馬マジックキャッスルとチャレンジCを連覇したソーヴァリアントを輩出しており、ソーダズリングが産駒3頭目の重賞ウィナーとなった。ちなみに現3歳のキズナ産駒ミラビリスマジックもデビュー2戦2勝の桜花賞馬候補だ。まさに名繁殖牝馬、頭が下がる。

高松宮記念で買いたいのは……

勝ったソーダズリングは初の1400mでも追走に苦労する面はなく、ほぼ馬なりで流れに乗った。兄姉の成績や父ハーツクライという点から「純粋なスプリンター」というワケではなさそうだが、荒れた今の馬場でややスタミナ問われる1400m戦はマッチした。三年坂Sでも上がり32.8秒で差し切りを決めたように、坂の下りで徐々にエンジンがかかる京都外回りも合っているようだ。

レース後の鞍上からは「6ハロン(1200m)も視野に入ってくる」という示唆も出たが、高松宮記念に行くのであればハイペースの経験不足がネック。これまでローズSの前半3F34.4秒より速いレースを経験しておらず、スプリントGⅠのペースは未知の世界となる。ちなみにハーツクライ産駒はJRAの1200m重賞で通算【1-1-2-38】と振るわず、GⅠは【0-0-0-7】で最高着順8着。これは頭の片隅に入れておこう。

2着ナムラクレアは高松宮記念を見据えたか+10キロでの出走。距離不安もあったが、溜めて外から上がり33.6秒とキレた。始動戦としては十分だ。昨年スプリンターズSのように早め早めで流れに乗ることもできるが、上がり32.9秒を出したシルクロードSや今回など、溜めれば鋭い脚も使える。こういうスタイルの方が合っている印象だ。ともかく、高松宮記念へ視界は良好だ。

3着コムストックロードはB.ムルザバエフ騎手を迎えて追い込み策がハマった。過去の戦法にとらわれず、馬場と展開を読み切って最善の策をとる。名手の名手たるゆえんを見た。なお管理する中野栄治師は3月5日をもって定年。俗に言う「引退ヤリ」ではないが、今年に入ってから管理馬が走りまくって単複回収率は100%を軽く超えている。残り2週も注視したい。

6着ロータスランドは大外枠から一度後方に下げてイン突きを選択。馬場とレース結果からして裏目だったのではないか。シンプルに外伸びの馬場に沿っていたら……とタラレバを考えたくなる。

8着モズゴールドバレルは行きっぷりが悪かった。馬体が減った影響もあったかもしれないが、近2走スローペース続きだったのが主要因と思われる。前走が前半3F37.6秒のマイル戦で、今回は34.5秒。さすがに3.1秒の差には対応できず、脚も溜まらなかった。

10着メイケイエールは以前と同じく折り合いに苦労。ただ、かつては暴走しながらでも重賞を勝っていた馬が、牝馬限定のGⅢでこの結果は不満が残る。もう6歳とあって衰えが見えつつある。高松宮記念なら距離短縮と左回りで条件好転になるが、楽観視できそうにはない。



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