投資に回すことのできる資金、つまり「入金力」があるほどお金を増やすスピードがアップします。「生活がギリギリで投資に回すお金がない」という人も、そこであきらめる必要はありません。資産35億円を達成した〈マサニー氏〉の著書『ズボラな人でもお金が増える 漫画 インデックス投資一択で億り人』(KADOKAWA)から、マサニー氏自身が実践した「誰でも真似できる日々の節約術」について解説します。
スポーツジムではなくシンプルに「歩く」
社会人になって身体を動かす機会が減り、「スポーツジムに通って運動しよう」と意気込む人が多い。
そう、僕も社会人になってからスポーツジムの会員になっていた。ただ、アスリートを目指しているわけではないので、ランニングマシンで走ったり、ウォーキングをしたりするぐらいで、スポーツジムに行かなければできない運動はほとんどしなかった。何が言いたいかというと、「わざわざスポーツジムで身体を動かす意味はない」ということだ。
スポーツジムに行くことで、運動習慣が身に付くこともあるだろうが、お金を払ってまで通う価値があるのかを考えよう。スポーツジムをやめるべきか、続けるべきかを考えるときは「月額会費÷1ヶ月あたりの利用回数」で1回あたりの利用料金を計算してみよう。
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たとえば、月1万2000円のスポーツジムに月2回しか通っていないなら「1回6000円」、月3回でも1回4000円だ。こうやって計算してみると、割高であることがわかるだろう。
スポーツジムをやめると、運動不足になるという不安がある人は、いっそのこと日常生活をジムにしてしまうのはどうだろうか。
節約生活をしていたときの僕は、東京から渋谷までを2時間かけて歩いたこともある。これは少しやりすぎだが「タクシーに乗らずに徒歩と自転車で移動する」、「エレベーターではなく階段を使う」、「仕事帰りに1駅手前で降りてウォーキングする」……これらの運動習慣を取り入れれば、スポーツジムの会費を節約できるだけでなく、健康な身体も手に入る。
億り人になってから美味しいものを食べたり、旅行したりできるように、自身の健康にも目を向けておこう。
断るのが難しい飲み会は、あえて「幹事」を引き受ける
世の中には「貯金のために飲み会を断れ」と主張している書籍や動画コンテンツがあふれているが、現実的には難しいのではないだろうか。なぜなら、社会人として過ごしているなかで、職場や仕事相手との飲み会に参加しなければならないシーンがほぼ確実に訪れるからだ。ただ、飲み会で5000円〜1万円を払うのは、正直しんどい。